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『余命6カ月の男』に起きた重大変化 ~その①~

ご覧いただきありがとうございます✨

今回はとある記事の引用になります!
三部作に分けています!

どうしたら、生き生きと輝く毎日を過ごしながら長生きできるのだろう。
研究者で探検家であるダン・ビュイトナーは、雑誌『ナショナル・ジオグラフィック』とチームを組み、研究者たちをも巻き込んで、「長寿者」が多く暮らすエリア「ブルーゾーン」にそのヒントを探す旅に出る。

100歳を超えて長生きする人々──いわゆる「百歳人(センテナリアン)」たちは、何を食べ、どのような環境で、どんな生活習慣を持ち、何を大切にして暮らしているのか。健康長寿の秘密を探るルポルタージュ『The Blue Zones(ブルーゾーン) 2nd Edition(セカンドエディション)』から、ビュイトナーのルポルタージュの一部を紹介する。

ブルーゾーンの1つ、ギリシャのイカリア島に移り住んだ1人の男性に起こったある出来事は、はたして奇跡か、それとも……。

余命6カ月を宣告されて──

第2次世界大戦後の60年間に、25万人もの
ギリシャ人がアメリカに移住してきた。
その中に、スタマティス・モライティスという
小柄な男性がいた。彼はエーゲ海に浮かぶ
小さな島、イカリア島の出身である。

スタマティスは手の治療のために、
アメリカに渡った。

そのままアメリカに残り、ニューヨークの
ポートジェファーソンに住み、家や学校の
ペンキ塗りの仕事に就いた。

誠実で仕事熱心だという評判がすぐ広まった。
その後、オハイオ州に移り、さらにフロリダ州
のボイントンビーチに移り、ローズ・ケネディ
の家の塗装を担当した。


その間に、13歳年下のギリシャ系アメリカ人
女性エルピニキと結婚し、3人の子どもを設け
3LDKの家と1951年製のシボレーを購入した

つまり、彼はアメリカンドリームを
手に入れたのである。


60歳代前半となったスタマティスは、
ある日、仕事中に息切れを感じた。

息切れの頻度は日増しに高くなっている。
階段を上るのもひと苦労。

医者がレントゲンを撮ったところ、
スタマティスはすぐに肺がんと診断された。

長年にわたるペンキの煙の吸い込みや、
1日3箱の喫煙習慣が原因だろう、と。
しかし、スタマティスにはその理由が、
よくわからなかった。
さらに4人の医師が診断結果を確認した。
余命6カ月から9カ月と宣告された。


スタマティスは、ボイントンビーチに残り、
地元の病院で積極的ながん治療を受けることを
考えた。
そうすれば、大人になった3人の子どもたちの
そばにいられる。

しかし、ふと思いついて、故郷の
ギリシャ・イカリア島に戻ることにした。


コバルトブルーのエーゲ海を見下ろす
オークの木蔭のある墓地に、両親と一緒に
埋葬してもらうのだ。

ボイントンビーチで葬儀をすると、
最低でも1200ドルはかかるが、
イカリア島で立派な葬儀をしても、
200ドル程度で済み、老後の蓄えを、
妻のエルピニキに残すことができる。
彼は、同胞と祖先の間で死のうと決めた。

👉🏻その②へ続く to be continued...


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はやたん@痛みと健幸を伝えるセラピスト
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