仕事終わりの大阪にて

たまに仕事終わりにふと、東京以外の郊外に出向くことがある。うちには猫がいるから、長期の滞在はどうせできないし、私もそこまで旅行が好きなわけでもないから、いつも旅行は1泊2日か、多くて2泊3日。

今回は、仕事終わりに大阪に来てみた。羽田⇄関空で、1泊2日。金曜日の夜遅い時間に来て、土曜日の夕方に変える。私のよくある移動パターンで。このパターンの時は、ほぼホテルを楽しみに旅行をしている。

大阪はさまざまなルートで来れるけど、私はできれば伊丹空港を使いたいと思っているタイプ。新幹線はどうも待つし、暇でつまらない。関西空港は、ちょっと遠い気がしてなんとなく気兼ねしてしまう。伊丹は、なんとなくその折衷案になるから好きなのだ。（大阪の土地には詳しくないけど）

でも、今日は大阪の難波に用があって、交通の便を考えたら関空が最も良さそうな選択肢だった。久しぶりの関空はやっぱりとても綺麗だし、南海線の急行に乗ると、関東でいう成田エクスプレスに乗った時と同じ気分を味わえる。たまにくる関空も嫌いにはなれない。

別に移動手段は、本当はどれだっていいんだけど、でもやっぱりこだわりたいし、その方が短い旅程を楽しめるような気してる。普段乗らない急行に乗ると、別の場所に来た気分がするし、過ぎゆく車窓から見る夜の景色は普段見ている車窓とは違って、なんだか気分が変わっていく気がするからだ。

こういう日は、ビールを飲みながら特急で、ぶらっとどこかに向かいながら旅気分を味わうのが最高なんだけど、今日は飲めない。そんな、思い通りにいかないところも何とも侘しい感じでとてもよい。

南海特急の謎の豹柄模様のシートを眺めながら。