お酒が好きな人、誰かと飲むのが好きな人、料理と楽しむのが好きな人いろいろいる。その時々で、ビールの楽しみ方って違うよなあって思う。普段何気なく飲んでいるビールも捉え方を変えると、グッと楽しくなる。今日はそんなお話。
---
家でお酒を飲む時は、だいたい缶ビールにしている。飲みきりやすいし、捨てやすい。とても合理的な選択と思う。スーパードライとか、一番搾りみたいな王道のビールも好きだけれど、クラフトみたいないろんな風味のあるビールを楽しむのも趣があると思う。
お酒を飲み始めた学生の時は全く意識していなかったけれど、最近になって「あるシチュエーションでビールをどのように楽しむのが一番満足度が高いのか」を考えるようになった。例えば、ビールを楽しみたい時、友人複数と会話をしたい時、家で気兼ねなく誰かと飲む時、外でバーベキューをしている時、などなど。いろんなTPOに合わせた楽しみ方がありそうだ。1つ1つみていこう
ビールを楽しみたい時。私はビアグラスを使うようにしている。ワイングラスみたいなやつである。お家で飲む時は、市販の缶ビールで全然いい。飲み方を変えるだけである。多くの人は知らないかもしれないが、市販のビールでも色の濃さは結構違う。香りも微妙に違っていて、それらを味わいながら楽しむのはよい。もし嗅覚に神経を注ぎたければ、真っ暗にすると良い。それも楽しい。
友人と会話をしたい時。これはジョッキが一番いいだろう。大きめのキンキンに冷えたビールをジョッキで乾杯する。これしかない。会話を肴に仲間と話す。昔の話や、なかなかいえなかった話を話したりする潤滑油としてビールを使う楽しさは格別だ。あまり気取ってはいけないけれど、安くもなりすぎてはいけない。程々な感じで。
家で気兼ねなく誰かと飲む時。これは、コップに限る。1つの缶ビールをちょこっとコップについで、軽く乾杯しながらゆったりと過ごす。大切な人と話をしてもいいし、本当に仲の良い数人の友達と飲むでもいい。大切なのは、気兼ねのなさ。ありふれたものに、ありふれたものを注ぐそれだけでいい。これ以上気取ってしまうと、気兼ねが出てしまう。大切なのはその空間作り。
最後にバーベキュー。これは缶ビールに限る。コップなんていらない。夏の晴れた空の元、タオルを首に巻いて炭を準備する。火が起きてきたら、お酒を飲みながら焼く準備を始める。「あついな〜」と言いながら、ビールを飲みつつ焼く肉はなんともいえない。やっぱりビールはスーパードライかな。ジンギスカンなら、サッポロかな。喉の渇きを冷えたビールで潤す。
どれも缶ビールで楽しめるのに、今までちゃんと考えてこなかったことだった。ありふれたものも、知恵を出せばとても楽しいイベントになるし、楽しみ方も変わる。ビール以外にも、当たり前をもっと問い直してみると新しい何かがみつかるかもしれない。
読了ありがとうございます。よければいいねも!