見出し画像

ご飯、みそ汁、唐揚げ、たったそれだけで

帰り道。

唐揚げを売っているお店がある。いろんな種類の唐揚げを計り売りで売るタイプの店。唐揚げ好きの私にとってはすごく魅力的なお店で、つい立ち寄ってしまう。唐揚げはなんて魅力的なんだろう。

---

お店で。

今日は、2種類の唐揚げを買った。竜田揚げみたいなやつと、塩麹がかけてあるやつ。定番と変わり種を組み合わせてみた。袋から漏れ出す香りが、食欲をそそる。「早く家に帰って食べたいな」と思いながら、家に向かう。

---

帰宅後。

最近買ったバーミキュラで、お米をわざわざ炊く。少し多めの2合。残ったものはラップして冷凍庫へ。朝ごはんにするためだ。早く食べたいなと思っているのに、1時間も追加で待たされるのは辛い反面、ワクワクを増強させる効果もあるように思う。「待て」って言われている気分だ。

---

炊き上がり。

お米が立っているように見えて嬉しい。わざわざ待った甲斐があった。お皿に盛って、唐揚げを合わせる。少し冷めてしまっているけど、それでもいい香りは残っている。美味しい唐揚げは、冷めても美味しい。私はそう信じている。

---

食卓で。

いよいよ待ちわびた瞬間。唐揚げを口に入れる。少し大ぶりの唐揚げは、一度じゃ食べきれない。噛み締め、食べる瞬間は幸せだなぁと思う。たいして豪勢なものでも、凝った料理でもない唐揚げでこんなにも幸せな気持ちになれるのは贅沢だなぁと思う。ご飯、味噌汁、唐揚げ。これだけでいい。付け合わせがあればもっといい。それ以上はいらない。

読了ありがとうございます。よければいいねも!