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地方暮らしか、都会暮らしか。

自分は名古屋に住んでもう10年になるが、今月、地元三重県へ戻ることになった。
職場は変わらず、さほど名古屋までは遠くはない距離なんだけど、生活はガラッと一変するだろう。新しい暮らしの始まりにとてもワクワクしている。

ここに至るまで、

地方で暮らすか、都会で暮らすか。

について、妻と何度も何度も話し合ってきた。結果、自分たちの今最善の選択は、地方暮らしだった。

名古屋という場所は正直、東京からしてみると「地方都市だ」とか「田舎だ」とかいわれることが多いんだけど、三重県の田舎出身のぼくからしてみれば、正直ずいぶんな都会だ。
でも、名古屋は栄えている中心街エリアはとても狭くギュッとしていて、都会というスケールもさほど大きくないので、家族ではとても暮らしやすい街でもある。

都会だけど、暮らしやすい。

街遊びと暮らしがとてもいいバランスで整っているという印象があって、最先端のモノも、ある程度見て触れられる。

それでも地方暮らしを選んだ大きな理由の一つは当然、生活コストを下げられる。だったり、できるだけ両親のそばにいたい。だったりするんだけど、他にも理由がある。

それは子どもに対しての理由が大きかった。
田舎で育った自分の経験を押し付けるなんて事は全くないんだけど、田舎だと自然はいっぱいあるし道は広いし、極端に言えばお金を使わず遊べる場所がたくさんある。人は少ないし、電車に乗るだけで山の風景や四季を存分に楽しむことができる。人との距離感も心地良い。もちろん、都会に住むメリットだって沢山あるのはわかっているけど、どこに行ってもある人の多さというのは、自分にはどうも耐えられない部分があったし、末永く心も身体も健康でいる為には、田舎暮らしがいいと思ったのでした。(当たり前すぎてすみません) 多少不便な事は多いけどその不便な事も、子どものうちに体験することさえ大切だと思ってる。

その先で子どもが自立し、都会に出たい。名古屋、あるいは東京に出たいとかなれば、行けばいいし、行かせてあげたい。ただ、いつでも安心して帰ってこれる場所は、ゆったりと時間が流れている田舎(地方)でいてあげたい。そんな想いが自分にはあった。

ちょっと逸れてしまうけど、今はこんなSNSだったりで、田舎や都会の壁なんてもう無いとよく感じてる。
昔では考えられなかったような、顏も名前も知らない人の素敵な暮らしの一部に、手のひらサイズの画面一つで簡単に触れられる。遠い場所にある憧れのお店だって、画面を見てれば行った気分になれてしまう。
好きな著名人のリアルタイムな言葉も、Twitterでフォローしてればいつでも見ることができる。なんだかいつでもそばにいるかのように。

ぼくがinstagramで随分前からフォローしている@apollo510さんは、日本海に面した京都久美浜での家族との暮らしを日々、素敵な写真で発信している。彼の写真はいつも温かくて、久美浜の暮らしはもちろん、特に家族を撮る写真は愛情に溢れている。

そんな風に、ゆったりとした愛情溢れる家族での地方暮らしは、今とても魅力を感じれる人は多いのではないだろうか。

さて、まだ引っ越し荷造りが全くできておりませんが大丈夫か。。頑張ろう。
(地元の方々、田舎と言ってしまいごめんなさい)

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