「大釜の使い魔」への異常な愛情 または私がどうして「大釜の使い魔」を持ってパウパーイベントに参加するようになったか
タイトルは古い映画のモジリです。筆者の力不足により記事内に映画ネタは含まれません。ご了承ください。
またこの文は筆者の妄想ポエムです。事実とは異なる情報が含まれる場合があります。
「大釜の使い魔」とは
悪名高いオーコさんが登場したセット「エルドレインの王権」で登場したカード。可愛い小さなサイズの黒猫であり、2つの悲しいエピソードを持っています。
悲しいエピソード1:謎な名前
「使い魔」は魔法使いや魔女に使役される生物のことを言うわけなので、「魔女の使い魔」のような名前が自然なわけだが何故か「大釜の使い魔」。
大釜に使役されているの猫なのか?
推測だが、デザイナーズコンボされている「魔女のかまど」に合わせて「魔女の使い魔」と命名したかったが同名のカエルが既存だったために諦めたのではないだろうか。ちなみに「かまどの精霊」というライオンもいる。
悲しいエピソード2:謎な禁止理由
2020年8月の禁止改定で「大釜の使い魔」はスタンダードで禁止された。
エルドレインの王権は全体的にカードパワーが高く合計6枚ものカードが禁止されたセットだったが、「大釜の使い魔」は禁止理由が他とは一味違った。
当時は黎明期と言えたアリーナでのやり取りが煩雑という理由で禁止されたのだ。
そもそもMTGは優先権のやり取りが多いゲームなのでデジタル化した際に煩雑になるのはごもっともなのだが…「大釜の使い魔」からしたらとばっちりである。そもそもアリーナの別フォーマットであるヒストリックではプレイアブルなので煩わしいうんぬんはオマケ感が否めない。
要は「ジャンサク強いね~。魔女かまコンボは禁止で」という感じである。とはいえ対戦相手にとって不快な動きをするのは事実
「大釜の使い魔」の生きる道
スタンダードで禁止され、エルドレインの王権がスタンダード落ちした今「大釜の使い魔」は…意外と元気に過ごしている。
「魔女のかまど」などとのコンボで場と墓地を反復横跳びできるのだが、その際に「生贄に捧げる」というアクションを猫と食物で2回達成しつつ、猫の効果でドレインができるのが特徴。
また、そのアクションをインスタンスタイミングで実行できるのでブロック指定後や除去呪文に合わせて行動できるのが嬉しい。
フォーマットごとの「大釜の使い魔」の愉快な仲間たち
モダン、ヒストリック:「貪欲なるリス」
市川ユウキ選手が『イニストラード』チャンピオンシップのヒストリックで使用したゴルガリフードに採用されていた
猫が墓地を反復横跳びするとリスが太る
パイオニア:「波乱の悪魔」や「フェイに呪われた王、コルヴォルド」
比較的スタンダード時代に近い構成のデッキ
猫が墓地を反復横跳びすると悪魔がはしゃぎ、ドラゴンが太る
"神河:輝ける世界"の「鬼流の金床」も一緒に活躍中
パウパー:「屍肉喰らい」、「死の夜番のランパード」
サクリ台の「魔女のかまど」がアンコなのでパウパーで使えない。そのためサクリ台になれるクリーチャーと一緒に活躍
なぜパウパーなのか
他のフォーマットはデッキ揃えるのにお金かかるからです。
モダンやパイオニアはどうしても他の高額カードがメインになるが、パウパーなら「大釜の使い魔」がメインで活躍できると考えたからだ。
だって「大釜の使い魔」は元もとアンコモンだ!
ジャンプスタートにコモンで収録されたためパウパーで使えるが、元もとアンコモンの「大釜の使い魔」がコモン相手に活躍できないわけがない!!
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました
結果として大間違いでした
パウパーで組んでみたデッキ
パウパーイベントに参加した結果
詳細は省きますがボコボコにされました。
めっちゃ楽しかったですけどね
ブーンズサイクルの「稲妻」や「暗黒の儀式」、コストの印刷ミスがある「怨恨」、モダンなどでも活躍している「秘密を掘り下げる者」など実際のパウパーは魔境でした。
また「大祖始の遺産」などの墓地対策も優秀なため、「大釜の使い魔」などの墓地を利用する場合は注意が必要です。
どう注意すれば良いかは知りません。教えてください。