【MTG】チャレンジャーデッキ2021 ディミーアローグの改造案を考える

2021年4月15日 23:48

交流会限定プレイマット ↓ が欲しくて、チャレンジャーデッキ2021 ディミーアローグを買った。そのまま眠らせてしまうのはもったいないので改造案を考える。カジュアルプレイヤー向けの記事。

https://mtg-jp.com/reading/kochima/img/20210324a/CD2021_playmat.png

ディミーアローグの元レシピ

デッキ
9 沼 (STX) 371
8 島 (STX) 369
4 陰鬱な僻地 (M21) 245
4 欺瞞の神殿 (THB) 245
4 マーフォークの風泥棒 (ZNR) 70
4 盗賊ギルドの処罰者 (M21) 125
4 空飛ぶ思考盗み (ZNR) 236
3 ヴァントレスのガーゴイル (ELD) 71
3 夜鷲のあさり屋 (ZNR) 115
2 ブラックブルームのならず者 (ZNR) 91
1 悪ふざけの名人、ランクル (ELD) 101
3 トリックスター、ザレス・サン (ZNR) 242
2 血の長の渇き (ZNR) 94
1 マラキールの再誕 (ZNR) 111
4 湖での水難 (ELD) 188
2 取り除き (M21) 97
2 無情な行動 (IKO) 91

サイドボード
3 塵へのしがみつき (THB) 87
3 強迫 (M21) 96
1 血の長の渇き (ZNR) 94
2 苦悶の悔恨 (THB) 83
2 否認 (M20) 69
2 死に至る霞 (M21) 118
2 物語への没入 (ELD) 50

改造の結論：ルールスとカニを入れればいいじゃない

MTGDeck.net でディミーアローグの人気レシピは以下2つを採用したものが多い。

・<夢の巣のルールス> : 毎ターン1枚ずつ墓地からパーマネントを取ってきてくれる可愛い猫。"相棒"採用なので元レシピ唯一の神話レア<悪ふざけの名人、ランクル>を始めとした3マナ以上のクリーチャーはリストラされる
・<遺跡カニ> : セットランドで3枚切削するカニ。赤単デッキの<熱烈な勇者>と並んで、1,2ターン目に複数体並ばれると不快

圧倒的に人気があって結果を残しているのだから、これがきっと正解なのだろう。
はい、これにて完結です。

元デッキのコンセプトを尖らせてみる

ネコとカニを入れると強いらしいのは分かった。
でも、どうしてそれを入れると強いのか？他に強くする方法はないのか？を考えたい。まずはデッキのコンセプトを思い出してみる。

元デッキのコンセプトは、
・切削
をトリガーに、相手の墓地枚数が多いと強化される以下で勝ち切ることだと思う。
・クロック
・パーミッション
・ドロー

カニは明らかに "切削" を推し進めるためのカードになっている。
ネコ（ルールス）は失われたクロックを墓地から取り戻すことで、"クロック" に貢献する。しかも、墓地からクリーチャーを唱え直した時に <盗賊ギルドの処罰者> が誘発すれば "切削" にも貢献できる。
"パーミッション" も "ドロー" も直接の勝ち手段ではないが、クロックを守ったり、供給し続けるという意味で重要な要素になっている。

雑に元レシピと役割の分布を比較してみても、"切削" と "パーミッション" が強化されていることが分かる。

単純なクリーチャーのパワーでは赤や緑に敵わないので、青と黒を選んでいる時点でパーミッションに振った方が強いのは素人としても納得感がある。

また、同時にドローも強化されている。元レシピもサイドにはドロー強化がいるが、メインから入れて置いた方が強いということだろう。

元レシピのまま使っていると相手のデッキを削り切って LO（Library Out）で勝てることはほぼないが、カニとネコで "切削" を強化すれば LO とクロックの両面で勝ちを狙えるので強いのだろう。
（墓地からクリーチャーを毎ターン戻してたら強いに決まってないか？などという正論は無視する）

では、いっそクロックを捨てるのはどうか？

「元がクロックに寄っていたのでパーミッションと切削(LO)、ドローを強化しました！」と言われたら、もっと突き詰めたらどうなるのかと気になる。

例えば、以下のカードはどうだろうか。

・<マーフォークの秘守り> : 出来事ソーサリーで4枚切削
・<テフェリーの後見> : ドローする度に2枚切削できるエンチャント。出た時に1ドロー1ディスカードできるのも嬉しい

と提案して気づく。そういえばゼンディカーが出た辺りで青単LOデッキがいたような…
パーミッション要素として黒のクリーチャー破壊は残した方が良いとは思うが、LO強化としては参考になると思われる。
自分なりの結論が出せていないが、とりあえず「青単LOデッキを参考にしてみるのも面白そう」という方向性が見えたのでこの記事は一旦終わりにする。