【感想】鵺の陰陽師５巻

※本誌読者ですが、第５巻より先の話はネタバレしないようにします。

ついに発売されました！ ４巻に引き続き、初任務＆四衲編です！
レベル３と邂逅した学郎＆四衲、レベル４に捕まった周防＆代葉の運命やいかに！

学郎の成長

この巻は学郎の成長が目覚ましい、学郎にとって重要な章だと思います。学郎の自己評価が低かったのって四衲を守れなかった過去のせいですね。今度こそ四衲を守る。覚醒のきっかけとして熱い！！

レベル３の攻撃を受けて学郎の盡器が破壊される場面があります。ピンチかと思いきや柱刀骸街ゼノブレードが使えるようになります。おそらく破壊されたわけではなく、蝶がサナギの殻を破るように、盡器のレベルアップで新しく生まれ変わたのではないでしょうか？

鵺さんの技柱刀骸街ゼノブレードを使って敵をついに倒す！！！ 熱いし、納得感ありますね。

夜行様（以下やー様）は出てきただけで四衲の代葉ちゃんも足がすくむほどの相手。それに立ち向かう学郎はカッコ良すぎましたね。
ボロボロになりながら仲間を逃がすために力を振り絞る学郎の表情はもう最高です！！！

周防先輩がやられた時の、「その瞬間血液が別の何かに入れ替わった感じがした。」というやつ、謎ですね。学郎の左目の痣？と関係あるのでしょうか？学郎は幻妖とのハーフとか、体の中に幻妖がいる（NARUTOの九尾みたいに）とかでしょうか？ 今後が気になります。

そして最後、学郎は倒れ鵺さんが来てくれた。今後のために今は休め、と言われているにも関わらず学郎はやー様へ反撃に行きます。大事なアイテムを半分にするばかりか去り行くやー様を殴り戦線布告します。あのオドオドしていた学郎、こんな少年漫画の主人公らしくなるとは！！！気持ちのいいラストでした。

四衲編

ヤー様をぶん殴って終わりでもいいですが、四衲との関係性の変化こそが重要です。上では初任務編とも描きましたが、四衲編だったと思います。鵺の陰陽師ではバトルを通してヒロインとの関係性が深まるということを一番の楽しみに読んでいます。

４巻から続く四衲編でしたが、学郎の仲間を守る強い意志・毅然として敵に立ち向かう姿を見て、何より父の死に対して自分と同じくらい怒りを感じていたことを察して四衲は学郎を認めることになります。
だからこそ共に父の死とも向き合えたということで一緒に墓参り。そして今回誰も死ななかったから大成功だと。綺麗なエピローグでした。
（兵子さんは死傷した仲間０と言ってます。腕がとれたりわき腹がえぐれたりしたのも治ったから０扱いなんですね。こわ……）

やー様関連

こっからは推測ですが、やー様は鵺と対になる存在として描かれているような気がします。谺こだま、日和ひより、朱あかの師匠のようなポジションにいるし、喋り方も鵺さんっぽいし。学郎との因縁もありそうですし。

谺こだまですが、目がやー様に操られている目になっています。烏天狗と同じ感じです。こんな感じでやー様がレベル４の幻妖を操って育てているって説は十分ありそうです。
でもそもそもレベル４ってどうやって生まれているんですかね？ 烏天狗やキャシーが人を食べてたら嫌だなぁ。

服従状態の烏天狗と谺 目の模様が同じ

その他

口絵
平一さん率いる第四支部ですね。奥の４人は初登場ですね。今後出番はあるのか！？

５巻の最初に周防＆代葉のギャグパートがあって、最後にクラスメートのギャグパートがある。鵺はギャグもいけるんだぞって所があってありがたいなぁと思いました。

では、サンパイジュンパッラギ。