一料理人のフィレンツェ滞在記
こんにちは、ハヤシヨウヘイです。
イタリア、フィレンツェでの生活は2ヶ月、その中で今でも付き合いのある友人たちに出逢います。
フィレンツェでの生活は・・
語学学校には多くの日本人がいました。
当時特別に多くて、複数のクラスを合わせると料理人が15名前後、彫金・革・仕立てなどが5名ほどでしたでしょうか。
上は35歳から下は22歳まで、歳の差はありましたが、わざわざイタリアに来るモチベーション、皆やる気があります。
授業が終わると、よく地元のトラットリアを食べ歩きました。
休日はシエナやリボルノなど、日帰りで行ける街にでかけて行ったりもしたものです。
夜は大きなキッチンのある友人のところに集まります。
町のエノテカ(酒屋または立ち飲み屋)の安い量り売りのワインを持って、料理を作り合うんです。
自分で食材をもって調理するわけですが、自宅で時間をかけてくることもあれば、アドリブで ’これで何か作ってよ’ と振られることもありましたね。
もちろん料理人だけでなく、革や靴造りの勉強に来てる人も一緒です。
別々の場所から集まってものと、これまでに経験したことや未来のことを語り合った時間、今思い出しても本当に楽しかった。
この時間があったからこそ、滞在許可証が出るまでの不安を乗り越えられたのかもしれません。
その後、フィレンツェに残る者も旅立つ者もいました。
7年たった今、イタリアに残っているのは私ともう一人だけになってしまいました。
それぞれの話を聞くと、私もまだまだ頑張ろう、と思えるそんな仲間たちです。
さて、そんな日々も終わりです。
滞在許可証の1回目手続きが終わり、研修ながらレストランに入ることが可能になったためです。
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