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『LEAN ANALYTICS』を読んでみた~スタートアップをするための流れ②~


~はじめに~


こんにちは、Gumです。
今回は前回に引き続き、『LEAN ANALYTICS』を読んでみて、スタートアップをするための定義や重要点をまとめていこうと思います。
 
自分のためのメモになること、弊社のチームとしての知識になること、他部署・他企業の方にも考え方の参考になればうれしいです。


1.優れた指標(評価基準)を見つけよう 

優れた指標があれば次のステップやステージへ移る材料となり、 その数値を実験し、改善していくことがリーンアナリティスクの大部分です。

・優れた指標とは? 
比較可能/わかりやすい/比率や割合である/行動指針を決定できるような指標
ex)ユーザー数/メルマガ開封人数/アクティベーション数 

※注意:ニセモノの指標もある※
行動につながらないデータ/自己満足のためのデータ/自然と増える数値など 
ex)ヒット数/PV数/訪問数/ユニーク訪問者数/フォロワーいいねの数/サイト滞在時間/閲覧ページ/収集したアドレスの数/DL数

・正しい指標を選択するためには下記を覚えよう
L定性的指標/定量的指標=構造化されていない話/具体的な数値や統計
L虚栄の指標/行動につながる指標=行動が変わらない/行動変えてくれる 
L探索指標/報告指標=推測/日常の管理業務を把握するため 
L先行指標/遅行指標=未来を予測するもの/過去を説明する
L相関指標/因果指標=一緒に変化している/他の指標の変化を引き起こす

2.指標が分かったあとは分析方法を知ろう

分析方法は主に下記での4つ。

3.スタートアップをするためのステージとゲート、ゴールを認識しよう

・ステージ=スタートアップが経験するステージ 
・ゲート=次のステージへ移動するタイミングを示す 
・ゴール=指標を達成する必要がある

4.ステップごとに一つだけOMTM(最重要指標)を選ぶ

 ・OMTOとはどんなもの? 
最も重要な質問に答えている 
評価基準を作ることができる 
会社全体にフォーカスしている 
実験の文化を広めることができる 
※実験方法=「構築→計測→学習」のサイクルを高速に何度も回す

5.ビジネスモデルごとに主要指標が異なるので適切なモデルをまねよう 

今回はSaaS系に関して一例を記載。
※()内は主に改善することができる部署と仮定
・顧客獲得コスト(CPA)=有料ユーザーの獲得にかかるコスト(広報) 
・拡散=顧客がだれかを招待したり口コミを広めること(広報) 
・チャーン=解約した数(営業&商品開発) 
・LTV=顧客が契約開始~解約までにもたらす価値(営業&商品開発) 
・稼働時間と信頼性=停止時間、苦情などの件数(営業&商品開発) 
・エンゲージメントの計測=顧客の満足度(営業&商品開発) 
・アップセリング=顧客が高額なプランへ変更。(営業&商品開発)  
・平均顧客単価=一定期間に顧客がもたらすお金(商品開発)


~さいごに~

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!
IT系の方は、知っている言葉が出てきた方もいらっしゃると思いますが
改めて言葉ごとの詳細を認識することができる機会になったんじゃないでしょうか : )

次回は上記をふまえて、スタートアップをするための具体的な流れをまとめていきます!

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