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かわせみの散歩道

初めまして、かわせみひすいです。
東京の南西部に住んでいます。長年住んでいるのに実はほとんど知らない地元のきれいなもの、楽しいことを探して、散歩するようになりました。そうして見つけたものやことを、少しずつご紹介したいと思います。

本籍は東京都世田谷区。新宿区で生まれ、23区内の数ヶ所に住んだ後、中学2年生の時日野市に引っ越しました。途中留学したり、都内の別の地域に住んだこともありますが、10年ほど前に戻ってきました。
とはいえ、中学から都内へ電車通学、仕事も都内をはじめ別の地域がほとんどで、家には寝に帰るだけの生活。
2011年3月の大震災の時は新宿駅にいました。翌日の予定をにらみながら、どこへ向かおうか迷ううちに、副都心の避難所で朝まで過ごしました。山手線内、特に西側は学生時代に踏破(笑)していたし、甲州街道に沿って帰宅ルートも知っていました。
ただ…地元の土地勘がほとんどないことに気づいて、とてもショックでした。
地元にいて同じような災害に遭った場合、自分はとても歩いて帰れないと思いました。
翌12年の春から夏にかけて、中央線沿線の市立病院に入院したときも、かなりのカルチュア・ショックを受けました。
同室の患者さんやお見舞いの人たちの話がとぎれとぎれに聞こえてくるのですが、主に地元で暮らしている人たちと、生活感覚がずいぶん違う。長年暮らしているのに、地域のことをほとんど知らないことを実感したのです。
病気は内科系ですが、長期入院で体力や筋力が衰え、また退院後も何度か再発を繰り返し、リハビリがわりに歩くようになりました。
もともと街や郊外を散策するのは好きで、それで都内も留学した国でもいろんな地域でせっせと歩き回っていましたが、今度は地元で。
ペーパー・ドライヴァーで、自転車も日野に戻ってから乗らなくなったので、もっぱら徒歩と、あとは電車やバスが移動手段です。
そうして歩き回った、備忘録的なノートです。

(アイキャッチ画像は、2008年秋に撮ったもの。東京ではありませんが南関東の、緑に囲まれた美しいところで、歩きながら見つけた子たちと一緒にコーヒー・タイム、の1枚です)

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