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一人ひとりが小太陽となる〜『大國民讀本』を読む〜(19)


太陽の光が差しますと、それまで暗かった部屋が急に明るくなります。

日本の国がもっと充実し向上することで、世界中の民族や国々、さらに海も山も草も木も、地球上のすべての存在が明るく照らされ、本来の姿を取り戻して栄えて貰わねばなりません。

太陽が自ら燃えて世界を照らすように、歴代の天皇陛下が自らご神徳(しんとく、とても尊い徳)を養われ、君主として国を治められました。

それを見習って、大日本が世界を遍照(へんじょう、広く全体を照らすこと)するよう、日本人皆が明魂(めいこん、明るくて積極的な心)を持たねばなりません。

日本が世界を照らすというのは、日本の国土が光ることではありません。

そうではなく、日本の人が光ることです。
日本人である、自分自身が光ることです。

一人ひとりが明魂を発揮し、日本人すべてが一つになって輝けば、必ず世界を光で覆(おお)うことができる

ですから、大日本主義は太陽主義であり、太陽主義者はまず自(みずか)ら明るくなり、自分の行くところ・留まるところを明るく照らさねばならないのです。

もしもそうではなくて、「家庭に入れば家庭が暗くなり、団体に加わればその団体が暗くなり、民間(みんかん)にいれば民間が暗くなり、政府や役所に属せば政府や役所が暗くなる…」というようでは、大日本主義でも太陽主義でもありません。

日本が充実するほど世界が暗くなるという場合も、太陽主義ではありません。日本国の目的に外(はず)れ、建国の大使命に背(そむ)いた行為(こうい)となってしまいます。

我ら日本国民は、一人ひとりが小太陽(小さな太陽)となって、まず自分の居(い)るところ、自分の回りから明るく照らしましょう。

それは大日本主義者の基本となる生き方であり、任務でもあるのです。

林英臣の補足
大和言葉では人間をヒト(人)と言います。

ヒトの「ヒ」は日や火、光るの「ヒ」でエネルギーを、
「ト」は止まる・泊まる・留まるの「ト」で宿るようすを表します。

「ヒト」はエネルギーが宿った存在であり、まさに小さな太陽と言えます。

(続く)




上記は、昭和2年(1927年)1月25日に出版された、文部省認定・林平馬著『大國民讀本』の内容を、林英臣が、こども向けに“翻訳”したものです。

「戦前は立派だった」いや「戦前はひどかった」、「戦後、日本は良くなった」いや「戦後、日本はダメになった」などと、大東亜戦争(第二次世界大戦)で歴史を前後に区切ることが一般的です。

ところが、『大國民讀本』を読むと、日本は明治から既におかしくなっていたことが分かります。90年以上前の本とは思えない内容が本書に記されているのです。これから取り戻すべき日本の原点が、余すところなく示されていることに読者は気付くはずです。

戦前の日本の実態をよく知り、これから祖国再生を進める上で、心得とすべきことが沢山出てまいります。

昭和に入ってから出版された本ですが、90年以上前の内容ですから古典の意訳に近い作業が必要でした。そこで、子供から大人まで世代を超えて読んでいただけるよう、できる限り分かりやすく書きました。

親子一緒に学んでいただいていただいても、楽しい本になったと自負しています。また、明治以降の日本史を正しく学べる本として、読者のご研究の参考になれば幸いです。

意訳者 林英臣

『大國民読本』を読む〜はじめに〜より(一部追記)



昭和2年に出版された著書ながら、今読んでも新しく、胸に突き刺さる指摘ばかりです。新しいがゆえに、我が国の抱える病巣や問題の根が深いことが良くわかります。戦前の日本が良くわかる本『大國民讀本』

林英臣の元氣メール(メルマガ)」で、こども向けに優しく噛み砕いて連載していた内容を、〜『大國民讀本』を読む〜として刊行しています。
noteで、逐次紹介していますが、下記からお求めいただき、共に「日本の原点」を取り戻すべく、ご家族ご友人と学んでくだされば幸いです。

👉https://hayashi-hideomi.com/books


📺林英臣_綜医學ちゃんねる


🟣令和6年11・12月度 志塾・勉強会のご案内🟣

  • 林英臣が講義する講演会・勉強会です。お気軽にご参加いただけますので、是非ともお運びを!

  • 関東→中部→関西→中国→四国→九州の順になっております。

  • なお、隔月開催などの会は、11月以降の案内になっている場合がありますのでご注意ください。

  • また、開催日時・場所・内容が、予告なく変更される場合があるほか、天候や交通の事情によってオンライン開催となる可能性もあります。

  • 念のため問い合せ先にご確認の上、ご参加ください。

  • ☆印は連続の勉強会、★印は単発の講演会です。


★政経倶楽部・東京支部「新年例会」

  • 日時:令和7年1月9日(木)

  • 演題:未定

  • 会場:ルポール麹町(千代田区平河町)

  • 会費:5千円、ビジター1万円

  • 連絡先:政経倶楽部連合会事務局 <info@seikei-club.jp>


☆「東京綜學院 林ゼミ」第4期・12月例会

日時:【第12回】12月14日(土)演題:山鹿素行の教えと葉隠武士道。


☆令和6年度・経世志塾

  • 綜合テーマ:創造的人物に学ぶ胆力と器量

  • 特別講座:「郷中教育」学校も企業も、すべては教育からはじまる

第6回 12月4日(水)
「植芝盛平」宇宙の心と己の心を結び、合氣道に開眼した武道の達人

  • 合氣道には敵はいない、宇宙の心を己の心とせよ

  • 大勢のときは一人と思い、一人のときは大勢と思え

  • 世界は魂の救いを求めている、まず日本から出直せ 他


☆伊那谷文明維新塾(駒ヶ根)

  • 日時:次回は令和7年度になります

  • 演題:未定

  • 会場:駒ヶ根駅前アルパ3階 多目的ホール

  • 参加費:3000円

  • お問い合せ:090・5520・5858(事務局・長野県議・清水正康さん)


政経倶楽部連合会・名古屋支部例会

  • 日時:令和7年3月20日(木・祝)

  • 演題:未定

  • 会場:ウインクあいち(名古屋駅桜通口から徒歩5分)

  • 会費:会員2000円 ビジター3000円


☆「京都綜學院 林ゼミ」第5期・10月例会

【第12回】12月8日(日):演題:忠臣蔵に涙するうちは、日本は大丈夫~赤穂浪士と武士の美学

  • 武士道と四観「主観・客観・表観・裏観」=綜學式全体観の養い方

  • 4年目以降院生の研修3:「綜体観ワーク」全体を観る・核心を掴む・流れを読むの発表

  • 会場:ちおん舎(中京区)※別会場の場合もありますのでご確認下さい。

  • 京都綜學院(第5期)詳細はこちらから↓


★政経倶楽部連合会・大阪支部例会

日時:令和7年度に出講予定
演題:未定
会場:大衛株式会社 都島区都島本通2-2-16
会費:会員・林塾メンバー 2千円、ビジター 3千円
申込先 :菊池070-6923-5866
kikuchi@eisei-kousya.jp


☆令和6年度・関西林英臣勉強会

綜合テーマ:人物に学ぶ胆力と器量

第4回 12月21日(土)
「植芝盛平」宇宙の心と己の心を結び、合氣道に開眼した武道の達人

・合氣道には敵はいない、宇宙の心を己の心とせよ
・大勢のときは一人と思い、一人のときは大勢と思え
・世界は魂の救いを求めている、まず日本から出直せ 他

参加費:年間お申込の方1万2千円(大学生8000円、高校生以下無料)
    各講座3500円(大学生2000円、高校生以下無料)
お申込・お問合わせ:浜野夕希子さん info@hamanoyukiko.com


☆今啓林綜學会(神戸)

統一テーマ:松下幸之助は、塾生にこう語った!~松下幸之助塾長の遺言

第6回:令和7年1回目 ※教本48頁~57頁
困難や困窮に陥って、なお志を忘れずにいられるかどうか

  • 定まる運命であれば、逃げても仕方ない。でも希望は失うな!

  • 最初に志があり、その志を堅持していくなら、志は必ず達成できる!

  • 教本:『松下幸之助のめざしたもの 松下政経塾生への講話から』[2015]松下政経塾 ※原題『松下幸之助塾主 遺言集 皆で新たな黎明を創ろうやないか』

  • 会場:神戸一宮神社 社務所 午後6時半~9時

  • 参加費:ビジター3000円 ※直接お越しいただいても大丈夫です。


★政経倶楽部連合会・広島支部例会

  • 日時:次回は令和7年度

  • 演題:未定

  • 会場:未定

  • 会費:会員2000円 ビジター3000円 学生無料

  • Zoomでの例会参加も出来ます~ご希望の方は下記までお知らせ下さい。

  • 連絡先:広島支部長・佐藤克則さん

  • TEL:082-546-2080 FAX:082-546-2081

  • katsunori2006s@sato-co.jp


★九州政経倶楽部例会

  • 日時:次回は令和7年度

  • 演題:未定

  • 会場:未定

  • 会費:会員2000円 ビジター3000円 


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