漆黒の帝王メラニズム動物とは?🌈
体内のメラニンが通常よりも多く生成され、体全体が黒くなる動物のことを『メラニズム動物』といいます。
神秘的な魅力と闇の帝王感がありますよね✨
全身真っ白なアルビノ動物とは真逆の存在です。
今回は、このメラニズム動物について、遺伝や食の観点も含め、解説していきたいと思います🌈
メラニズム動物は、アルビノ動物と同様、ごく稀に生まれる奇跡の動物。
黒豹も、メラニズム動物の部類に入ります。
先天的なものというのは、どちらも共通していますが、遺伝に関しては違いがあります。
メラニズムの遺伝子を持つ両親から生まれた場合、稀な確率ではありますが、遺伝することがあります。
逆に、アルビノの遺伝子は持っていても、ほとんどの場合、子どもには遺伝しません。
そう考えると、メラニズム動物の方が、生まれる確率が高いのかもしれませんね。
メラニズム動物を知らない人でも、烏骨鶏(うこっけい)なら、ご存知の方多いのではないでしょうか?
烏骨鶏は全身だけでなく、骨や内臓までもが黒く、血液以外、全ての色が黒いんです。
貴重な動物のため、中国では、不老不死の霊鳥として、歴代王朝の皇帝から、珍しい生き物として大切に扱われてきました🇨🇳
烏骨鶏は、栄養面でみてもミネラルやビタミンが多く含まれており、ニワトリと比べて脂質も少ないので、とても栄養価の優れた食材なんです。
さらに、青魚に多く含まれるDHAも烏骨鶏には豊富に含まれています。
血液がサラサラになる薬膳食材としても昔から愛されています。
しかし、大変貴重なため、通常のニワトリの卵に比べて価格は25倍ほどしてしまいます。
食べたいですが、なかなか高価ですね😅
烏骨鶏の他にも、メラニズムの鳥はいます。
カラフルなイメージの強いオウム。
オウムにも、メラニズムがいるんです。
メラニズムでも、人間の言葉をオウム返ししてくれるのでしょうか……。
ちなみに、
日本でもよく見かけるカラスは、メラニズム動物ではありません。
外見的には黒く見えますが、皮膚の色は肌色。
羽根の色は、濃褐色(のうかっしょく)といわれる濃い茶色をしています。
陸上の動物だけではなく、海の生き物にもメラニズムはいます。
沖縄の美ら海水族館では、日本初となるナンヨウマンタのメラニズム、通称『ブラックマンタ』が見られるそうです。
アルビノ動物同様、メラニズム動物にも出会えたら、幸運なことが訪れるといわれていますので、ぜひ足を運んでみてください。
ちなみに、メラニズム動物で検索した際、ライオンの画像が出てきた場合、それは偽情報ですので注意してください🦁
今のところライオンのメラニズムは確認されていないみたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈