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地震を予知する動物たち🌈

未だに解明されていない科学研究の一つ。

「動物が、虫の知らせで地震を察知する」

地震が発生する直前、動物たちは、地震が来る予兆を敏感に察知し、動き始めます。

私たち人間には、真似できない動物たちの予知能力。


近年、地震大国の日本のみならず、海外でも大規模な地震が発生しており、被害が拡大しています。

2000年以降、地震予知の調査が、世界中で行われるようになりました。


2014年に、日本の農場で、海外の研究者たちが、乳牛の1日の搾乳量を調査しました。

乳牛は、1日に必ず一度は搾乳されるため、行動観察に適しているんです。

その結果、地震の3週間前に、乳牛たちの平均搾乳量が減少していることが分かりました。

ただ、論文の著者たちは、その原因について、「はっきりと分からない」としています。


地震前に、家畜の行動変化を観測した研究は、他にもあります。

農場の乳牛だけでなく、羊や犬などの行動についても調査を行いました。

その結果、地震発生の5時間前から、動物たちの行動が、大幅に変化していることが分かったんです。

ヨーロッパなどでは昔から、ネズミがいなくなると、地震が発生する前兆だとも言われています。

これは、私たちには分からない、動物たちだけが予知できる何かしらのシグナルが存在する証拠。


この原因を純粋に考えると、

「四足歩行する生き物は、地面に接地する面積が多いから、変化に敏感なのでは?」

と、考えるのが一般的。

実は、地上で生活をする動物だけではなく、地面から離れて生活する鳥たちも、敏感に反応していることが分かっています。

鳥は、地震発生の数分前から鳴き始め、一斉に飛び立ちます。

脚から音波を察知しているようです。


動物に、何らかの予知能力が備わっているのは、確かなようですね。


そこで、日本の研究者たちは、地震予知を様々な動物を使って、調査を行っています。

数千匹の動物や昆虫に、小さな発信器を取り付け、位置情報を把握し、行動を分析する一大プロジェクトです。

今も、衛星からの情報を解析し続けており、すでに数年分のデータは回収できているそうです。

地震をはじめとする自然災害の予測検証と、実際に起きた災害のデータを比較する研究は、最終段階に入っています。


現在、地殻(ちかく)変動による、地震予知アラームが、スマホなどに導入されていますが、不確定要素があるのが現状です。

今後、動物たちの予知能力のしくみが解明出来れば、更に正確な地震予知が出来る時代がやってきます。

地球のことを本能的に知っているのは、人間以外の動物の方なのかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈

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早坂 渚
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