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大統領に宛てた手紙が4億5700万円!?オークションの意外な起源とは?🌈

今では、ヤフオク!やメルカリなど、さまざまなサービスが生まれ、身近な存在となった『オークション』。

オークションの歴史は、紀元前まで遡ります。

最古の文献は、歴史家ヘロドトス(紀元前5世紀〜生没年不詳)の著書『歴史』。

この著書の中に、

「紀元前500年頃、バビロニア人の間で、結婚相手(妻)を得るためのオークションが、年に一回行われていた」

という記述が残っています。

つまり、

「妻を得るための競りが、オークションの始まり」

今では考えられませんが、オークションの起源は、物ではなく、『人』だったんです。


そこから、オークションの中心はアートへと移り変わっていきます。

そして、1774年に世界初のオークション会社『サザビーズ』が設立され、絵画・陶芸・宝飾など、さまざまな美術品が出品されます。

1766年には、美術商が『クリスティーズ』というオークション会社を設立。

この2社は、『2大オークションハウス』と呼ばれ、世界の美術市場を牽引していきます。


これらの大手オークションハウスは、現在、世界の主要都市に支店を持つほどまでに成長。

世界中で、さまざまなオークションを開催しています。

また、世界で初めてインターネットオークションを開催したのも、この2社。

先端技術を取り入れるのも積極的です。


2019年には、ザザビーズが帝国ホテル内に東京オフィスを開設。

これにより、日本にいながら、世界で開催されるオークションへの参加ができるようになりました。

ザザビーズは、世界の第一級の美術品のほか、宝飾品・アンティーク・ワイン・自動車なども取り扱っており、現代アートにも強いことで知られています。


そして、つい最近、物理学者アインシュタインがアメリカ大統領に宛てた手紙が、アメリカのオークション会場で約4億5700万円で落札され、話題になりました。

この手紙は、1939年に、アインシュタインが当時のアメリカの大統領フランクリン・ルーズベルトに宛てた手紙。

ナチス・ドイツによる核兵器の開発を懸念してしたためたものです。

「20世紀における最も重要な手紙の一つ」

このように称されているこの手紙の中で、アインシュタインは、

「ウランの核分裂反応によって、非常に強力な爆弾を製造できる可能性がある」

と、政府による研究の支援を訴えており、この手紙が、アメリカの核開発を進めるきっかけになったと伝えられています。

オークションは、このような多くの歴史的な発見もあるため、世界が注目しているんです。


昨年(2023年)、世界で最も高額な絵画の落札額は、4億5030万ドル(日本円で約510億円)。

レオナルド・ダ・ヴィンチの『サルヴァトール・ムンディ』の世界記録を更新しました。

オークションは今、無名アーティストの発掘の場としても注目されており、時代を牽引するアーティストを発見する一つのツールにもなっています。

市場はまだ、今後も拡大していきそうです😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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