ウグイスの鳴き声には種類がある🌈
春の訪れを教えてくれる『ウグイス』。
ウグイスは、 「ピリーリー」と鳴くオオルリ、「ヒンカララ」と鳴くコマドリとともに、美しい鳴き声の代表種『日本三鳴鳥』に選ばれている鳥です。
独特な黄緑色をした美しい姿から、その色が『うぐいす色』と名付けられるほど、鳥の中でも人気が高く、
性格は、「穏やか過ぎるほど穏やか」。
そんなウグイスの鳴き声といえば、
「ホーホケキョ」
とても聞き心地の良い音色が特徴です。
しかし、中には、
「ホッケホケ」
「ホーホケ」
など、鳴き声があまり得意ではないウグイスもいます。
生まれた時から上手に鳴けるのではなく、日頃から練習を重ね、「ホーホケキョ」と鳴けるようになるんです。
ウグイスは、親の鳴き声を真似して、子どもの頃から練習し、美しい鳴き声が出せるようになります。
ただ、生まれつき上手に鳴けないウグイスはいます。
親の手本や指導が上手くいっていない場合は、練習環境が良くないため、綺麗に鳴けるようにならないと言われています。
実は、春になると聞こえてくるこの鳴き声は、オスの鳴き声。
オスにとって、鳴き声は自分の子孫を残すための重要な手段。
そのため、生まれてからまだ日の浅いオスも、一生懸命練習し、繁殖期に備えます。
練習段階の若いウグイスは、一般的に知られている鳴き声とは違い、あまり聞き馴染みのない鳴き声をしています。
しかし、練習を重ね、繁殖期を迎える頃には美しい鳴き声になるんです。
オスのウグイスは、繁殖期を迎えると、メスに対しアピールするため、1日に1000回以上鳴くと言われています。
子育てをするのはメスで、オスは直接子育てには関わりません。オスは、外敵から子どもを守る『見張り番』としての役割があります。
この時に聞こえる鳴き声も「ホーホケキョ」。
きちんと巣を見張っているとメスに伝える役割を果たしています。
寒い季節でもウグイスは元気に活動しています。竹藪などを住家にして昆虫や木の実などを食べているそうです。
単独か番いで生活して冬を越し、また春になると、「ホーホケキョ」と鳴き始めます。
ウグイスの鳴き声には2種類あり、普段私たちがよく耳にする『地鳴き』と、縄張りを宣言したり求愛の行動をする『さえずり』があります。
また、季節によっても異なり、夏は春同様「ホーホケキョ」と鳴きますが、日が短くなる秋は、「チャッチャ」という鳴き声に変化します。
季節によって鳴き声が変化しますので、山・川・竹藪の近くに出かけた際は、ぜひ観察してみてください😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈