サハラ砂漠で洪水が発生!?寒冷化による気候変動の影響が出始めている🌈
アフリカ大陸の北部にある『サハラ砂漠』。
サハラ砂漠は、世界で最も暑い地域の一つ。
過去には58度を記録したこともある乾燥地帯です。
総面積920~940平方km。アフリカ大陸の約10%を占める世界最大規模の砂漠です。
そんなサハラ砂漠で今、ある変化が起きています。
サハラ砂漠は、世界的にみても降水量が少なく、降っても、年間数十ミリ程度。夏に降ることはめったにありません。
しかし、先月(9月)、そんなサハラ砂漠で洪水が発生。
砂丘の間に今、大きな湖ができているんです。
アメリカのCNNやAP通信によると、9月の2日間に、モロッコの南東部の砂漠地帯を中心に記録的な豪雨が発生。2日間で約200mmの雨量を観測した地域もあったといいます。
砂漠や乾燥地の一般的な年間降雨量は200mm以下。
つまり、2日間で、年間平均降水量を上回る雨量を観測したということです。サハラ砂漠では、年間降雨量とほぼ同じ雨量がこの2日間に集中しました。
ほとんどが、嵐や雷雨を伴う局地的で激しい雨。
モロッコ気象庁は、会見で、このように説明しています。
「短期間でこれほどの雨が降ったのは、30〜50年ぶり」
この異例の豪雨は、サハラ砂漠の北西部を襲った低気圧の影響によるもの。
サハラ砂漠周辺でも数十年ぶりの洪水に見舞われ、砂丘の間に大きな湖が広がるなど、異例の事態が続いています。
そんなサハラ砂漠ですが、雨だけでなく、過去(2021年)にはアインセフラという町で雪が観測されています。
サハラ砂漠での降雪は、非常に珍しいこと。
明らかに、「過去のデータ」や「歴史」には当てはまらない出来事が多発しているんです。
そんな砂漠地帯で、近年問題になっているのが『寒冷化』。
寒冷化とは、長期にわたって気温が低下することで、繰り返される地球の気温の上昇下降の下降傾向のこと。
寒冷化は、北極の温暖化の原因にもなっていると考えられており、この寒冷化によって、今後、砂漠地帯で『寒波』や『異常気象』が発生しやすくなると予測されています。
これは、もちろん砂漠地帯だけの問題ではありません。
日本も年々寒暖差が激しくなっています。寒冷化の影響が、少しずつ日本でも現れ始めているんです。
もちろん、この変化に私たちの体は気づいています。
『片頭痛』や『気象病』といったこれまでにない症状がよくみられるようになったのは、この為です。
私たち人間は、変化に対応しながら生きています。
しかし、地球では今、
「乾燥地域の不毛な砂漠地帯で大量の雨が降り、アマゾンの熱帯雨林地帯で一部の川が干上がる」
こういった、私たち人間が対応しきれないほどの変化が起きています。
「砂漠地帯に水路をつくり、緩やかな傾斜をつけ、遠く離れた場所まで動力なしで水を流すことを可能にする」
これを実現するためには、人の知恵と労力が必要です。
「地球の1/6は、砂漠地帯」
これから先、砂漠地帯で植物を育てるなど、こういった新たな取り組みが私たちの命をつなぐ鍵になるかもしれませんね😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈