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暖かい氷河期!?温暖化によって訪れるホットハウス・アースとは?

地球は、誕生してからこれまで、大陸に氷河がある時代とない時代、この二つを繰り返してきました。

地球の気候は、現在、約3500万年前に始まった、比較的気温の低い「氷河期の真っ只中」。

別名『アイスハウス・アース』と呼ばれる気候です。

氷河期は、

・とても寒い『氷期(ひょうき)』
・少し暖かくなる『間氷期(かんぴょうき)』

この二つに分けることができ、現在、地球は『間氷期』にあたります。


地球は、300万年もの間ずっと、氷期と間氷期を繰り返してきました。

しかし、この氷期と間氷期を繰り返すサイクルが、1850年以降急激に増えた温室効果ガスの排出によって変わりつつあります。

地球は今、『ホットハウス・アース』へ移行しようとしているんです。

<ホットハウス・アースとは?>
恐竜が繁栄していた中生代(2億5,000万年前~6,500万年前)の気候。
現在のようなグリーンランドや南極の氷床は存在せず、極地(北極・南極)も温暖な気候が広がっていたと言われている。

中生代のうち、特に始新世初期(5400万~5200万年前)は、地球の平均気温が数百万年かけて上昇し続け、現在よりも、世界の平均気温が9〜14℃高かったと言われています。

このまま温室効果ガスが排出され続けた場合、『RCP8.5シナリオ』の予測では、2300年までにホットハウス・アース期に突入する可能性は十分にあるとしています。

「温室効果ガス排出量をこのまま削減しなければ、過去5000万年で類を見ないほど、気温が上昇する可能性がある」

<RCP8.5シナリオとは?>
地球温暖化の研究において「最高峰の報告書」と言われている、国連のIPCC(気候変動に関する政府間組織)が2014年に発表した『第5次評価報告書』で提示した4つのシナリオの中の一つ。
以後100年でどれくらい平均気温が上がるのかを予測したもので、RCP8.5シナリオは、4つの中で最も気温上昇が大きい場合を想定したシナリオ。

つまり、氷期になり、1年で平均気温が5〜10℃ずつ下がり続ける可能性と、ホットハウス・アースになり、現在よりも9〜14度高い気温が続く可能性、この両方が考えられるということです。

「氷期が来ても、その40年後には今より過ごしやすい最高気温25度の氷河期が訪れる」

今後、このような氷河期が訪れるかもしれません。

もしかしたら、

「毎年、真夏は最高気温を更新しながら、真冬は極寒になる」

こういった今までにないサイクルが生まれる可能性も十分に考えられます。


私たちが個人でできる温暖化対策は、非常に限られており、実効性を求めるというよりも、

「決意を表明する」
「モチベーションを向上させる」

こういった意味合いのものがほとんどです。

今後、開発すべきものは多岐に渡り、すでに開発が完了している技術や製品も数多く存在します。

「更なる技術革新に期待する」

これが、私たちにとって、最も効率の良い方法なのかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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