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高さが富士山の3倍!?なぜ東京バベルタワー計画は失敗に終わったのか?🌈
東京はかつて、人口密度の上昇とともに『東京バベルタワー計画』という壮大な都市再生プロジェクトを進めていました。
当時、世界から注目を集めていた、このプロジェクト。
東京バベルタワーは、1980年代から1990年代前半にかけて計画されていた、高さ1,000メートル級の超々高層ビル。
そこから計画が何度も練り直され、最終的に、高さ10,000メートルの構想案になったと言われています。
これこそ、まさに『天空タワー』。
建設地:東京
地上高:10,000メートル
居住数:3,000万人
総面積:山手線の内側すべて
建設費:3,000兆円
基底面:110平方キロメートル
総床面:1,700平方キロメートル
鋼材量:10億トン
注ぎ込まれた予算は、3,000兆円。
もちろん、この計画は、バブル期の構想案。
「日本が世界で最先端の国になる」
人口増加に対する経済成長を見越して立てられた計画です。
「高密度かつ持続可能な都市空間」
これを目指し、地球環境に配慮した『東京バベルタワー』。
この巨大な建築物は、従来の高層ビルとは異なり、一つの小都市として機能させる予定でした。
各階層に、住宅・オフィス・商業施設・公共スペースをバランス良く配置する予定だったんです。
また、東京バベルタワーは、最新の環境技術を活用した『ゼロエミッション』も計画されていました。
太陽光パネル・風力タービン・地熱エネルギーを活用し、高効率な断熱材を使用することで、エネルギーの自給自足を目指したんです。
さらに、
・雨水の再利用
・省エネ型の給排水システムの導入
など、持続可能な都市インフラの実現も計画されていました。
そして、この計画、最大の目玉となったのは『スマートシティの構築』。
最新のICT(情報通信技術)を活用し、
・エネルギー管理や交通の効率化
・防災システムの強化
これらを図るものです。
ここに暮らす住居者は、専用のデバイスを活用することで、タワー内のあらゆるリソースにアクセスでき、効率的かつ快適な日常生活が約束されています。
さらに、人種・文化の融合を促進するために、国際色豊かな飲食店や文化施設が配置される予定でした。
住民同士の交流の場として、コミュニティスペースやイベントホールの充実も図られていたと言われています。
他にも、
・自然光を取り入れた設計
・防音設備の設置
・快適な室内気候のための高度な空調管理システム
・医療施設や教育機関の完備
など、住民の生活の質を向上させ、あらゆる世代が安心して暮らせる環境を実現するための計画が行われていたんです。
何不自由ない暮らしをモットーにつくられた『東京バベルタワー計画』。
この計画は、構想段階から多くの関心を集める画期的なプロジェクトでした。
しかし、デメリットもありました。
あまりに巨大なため、
・半永久的に補修し続ける必要がある
・地震などの災害やテロの標的になりやすい
これに加え、雲よりも遥か上空では、酸素など空域での災害も考えられます。
東京バベルタワーは、建設期間も150年以上と、実現性の低い構想でした。
しかし、世界から多くの関心を集めたことは間違いありません。人が天に近づく計画の実行は、まだ先になりそうです😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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