日本人が寒さに弱い理由🌈
寒さが苦手な私たちにとって、辛いこの季節。
まだ本格的な寒さにはなっていませんが、全国的には再来週12/18頃から、北海道や東北は来週から、本格的に気温が下がるようです。
実は、これまでの研究で、日本人は寒さに弱いことが分かっています。
その理由は、大まかに三つ。
①体温の違い
②汗腺の数
③日本人の体質
まずは、体温から。
平均体温は、国や環境によって異なります。
全国15~69歳の男女を対象に、日本人の平熱を調査したところ、
日本人の平熱の平均は36.2度で、自身が「平熱状態にある」と考える体温は36.0~36.5度でした。これは、全体の69.1%を占めています。
ちなみに、欧米人の平均体温は、37度超えです。
基本的に、体温が低ければ、寒さに弱く、体温が高ければ、寒さに強いと言われています。
次に、汗腺の数。
汗を出す部分を汗腺と呼びますが、その数は、寒い地域に住むロシア人は190万個。
それに対し、日本人の汗腺の数は、230万個です。
数が少ないほど、熱を逃がしにくい体質であると考えられているため、数の多い日本人は寒さに弱いんです。
汗腺の数は、3歳までの育った環境によって決まります。また、暑い環境で育つと数が増え、寒い環境で育つと数は減ります。
しかし、大人になり運動不足が続くと、汗腺は閉じていきます。
そのため、体全体で行うはずの体温調節が上手く行えず、部分冷えが起こり、大人になると、さらに寒さに弱くなっていくのが現状です。
この季節は特に、適度な運動を行い、湯船に浸かるなど、体を温める対策が必要です。
最後に、日本人の体質です。
日本人が寒さに弱いのは、「暖かさを溜められない体質」だからではないかと言われています。
日本は、古くから高温多湿の環境なため、日本人の身体は温度や湿度を溜め込めないつくりになっています。
外国人が来日した際、困ったことでよく挙げられているのが、
「日本の湿度の高さ」
環境への慣れも大きく関わっているようです。
反対に、日本人が海外へ行くと、体調を崩しやすかったりもします。
湿度のほかにも、
・冷点の数
・筋肉・脂肪のつき方
・体毛の濃さ
・赤血球の数や筋肉量の違い
など、他にも多くの項目が、体調を崩しやすい要因として考えられます。
そして、もう一つ。
暖かさを溜められないということは、体の芯まで温められていないということ。
その原因は、内臓の冷えも関係しています。
内臓で最も温かいのは、肝臓です。
お酒の飲み過ぎで体調を崩したりすると、内臓が冷えてしまいます。忘年会などで飲む機会が多くなるこの時期は、特に注意が必要です。
今は、ウィルスの影響などもあり、体温調節に障害が出ています。
冷えだけでなく様々な病気に発展しやすい時期でもありますので、まず自分の体質を知り、自分に合ったものを生活に取り入れて過ごしてください😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈