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うなぎのDNAにはかつて海に沈んだ大陸の記憶が刻まれている🌈

今月24日(水)は、土用の丑の日。

この日は、夏の土用にあたり、暑さで疲労が溜まる時期。

栄養を補給する目的で、土用の丑の日にうなぎを楽しむという方も多いのではないでしょうか。


そんなうなぎの生態に関しては、古代ギリシャの時代から様々な研究が行われてきました。

しかし、未だに解明できていないことが多いのが現状です。

特に、うなぎの産卵場については、これまで誰も見たことがなく、多くの仮説が立てられてきました。

「うなぎは、泥の中から自然発生的に生まれる」
「うなぎは、岩に体を擦り付けることで稚魚が生まれる」

では、現在、どこまで分かっているのでしょうか?


研究の結果、うなぎの産卵場に関しては、

「日本・中国・台湾などアジアのうなぎは、飲まず食わずで数千km旅をし、グアムから200km離れたマリアナ海溝に集まって産卵している」
「アメリカやヨーロッパのうなぎは、大西洋のバミューダ・トライアングルのみを産卵場所としている」

<バミューダ・トライアングルとは?>
フロリダ半島の先端・プエルトリコ・バミューダ諸島を結んだ三角形の海域。古くから、船や飛行機の事故が多発している。
科学的に解明できていないため、『オカルト』や『超常現象』が起きる場所としても有名な海域。

バミューダ・トライアングル内にある『サルガッソー海』に、うなぎが集まっていることが分かっています。

では、なぜ、わざわざそんな場所に行って産む必要があるのでしょうか?

これに関しては諸説ありますが、その中の一つに『大陸移動説』というものがあります。

うなぎは、もともと淡水魚で、川と海の境目にある汽水域を産卵場所にしていたと考えられています。

<汽水域とは?>
河川や湖沼などの淡水と海水が混ざって、塩分濃度が低くなっている区域。
川や海で暮らす生物にとっては厳しい環境と言われている。

かつて一夜にして海に沈んだと言われている『ムー大陸』や『アトランティス』があった場所。

これらの場所に汽水域があるんです。

その場所を、うなぎのDNAは覚えていて、その場所まで行って産むのではないかと言われています。


近年、世界各地で、クジラやイルカ・珍しい深海魚など、海の生き物が大量に打ち上げられているのが確認されています。

この事から、深海の変化に敏感な生き物たちにとって今、これまでない現象が起きていることが推測できます。

バミューダ・トライアングルは、カリブ海プレートと北米プレートのちょうど境目にある海域。

うなぎは、この海域で卵を何千年・何億年と産み続けてきたことになります。

この海域に生じている何らかの変化を感じ取っており、その記憶がDNAに刻まれているため、この海域に集まっているとも考えられます。


21世紀になって、ようやく衛星追跡装置によってうなぎの生態を追いかけることができるようになった私たち。

その変化に気付くのも時間の問題です。

私たち人間が、うなぎから重要なメッセージを受け取る日もそう遠くはないのかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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