朝苦手な人は治らない!?朝型・夜型を見極めるクロノタイプとは?🌈
私たちの睡眠パターン(朝型・夜型)は、生まれつき、決まっています。
生まれた時から、どちらかに分けられているんです。
人間は本来、昼行性の動物。
「日中は活動、夜は休息」
体内時計の働きによって、朝になると目覚め、夜になると眠くなります。
常に、睡眠に適した状態にあるんです。
しかし、そのタイミングは、人によって異なります。
この睡眠のタイミング・傾向・特性のことを『クロノタイプ』といいます。
クロノタイプに影響を与える要因は三つ。
一つ目は『年齢』。
10才ぐらいまでは朝型。それ以降、急速に夜型化が進み、20歳頃から再び朝型になる傾向にあります。
二つ目は『地理』。
沖縄住まい方よりも、北海道住まい方のほうが、朝型になりがち。
太陽が早く昇る東の地域に行くほど朝型になり、西の地域に行くほど夜型になる傾向にあります。
最後、三つ目は『光』。
光は、体内の時計を合わせるのに最も重要な情報。
人工的な光も含め、いつどれだけ光を浴びるかによって、クロノタイプに大きな影響を及ぼします。
最近の研究では、その人の得意不得意ではなく、遺伝子の影響が大きいことが分かっています。
私たちの体の中には、体内時計をコントロールする遺伝子『時計遺伝子』が存在します。
時計遺伝子が、朝型・夜型にどのように影響しているのか。詳しい仕組みについては、まだ解明されていません。
しかし、時計遺伝子の数によって、朝型・夜型が決まっていることは分かっています。
「時計遺伝子を多く持っている上位5パーセントの人間は、数の少ない下位5パーセントの人間に比べて、平均25分早く眠りにつく」
つまり、朝型の方が早く眠くなるのも、夜型の方が夜に活動的になるのも、すべては、この時計遺伝子によって決められているんです。
それが、イギリスで行われた研究で明らかになっています。
世界でも睡眠時間が短いと言われている日本人。
『残業』『交代勤務』『家事』などに追われ、十分な睡眠をとれていないのが現状です。
睡眠のタイミングがずれると、糖尿病・心臓疾患・うつ病などの疾患リスクを高めることが分かっています。
また、「仕事のパフォーマンス」や「子どもの成績」などにも影響を及ぼします。
朝起きてから1時間以内に太陽の光を浴びると、すっきり目覚めることができ、朝型になりやすくなります。
夜も、全く光を浴びないのは難しいですが、白っぽい色の電球からオレンジっぽい色の電球に変えることで、改善できます。
・寝る直前まで見るスマホの時間
・カフェインやアルコールの摂取量
これらを減らすことで、体内時計を正常に戻すことも可能です。
悩んでいる方は、ぜひ取り入れてみてください😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈