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地球=宇宙船!?人類に環境問題を考えるきっかけを作った宇宙船地球号🌈

皆さん、『宇宙船地球号』という言葉をご存知でしょうか?

宇宙船地球号は、地球を『宇宙船』に見立てて作られた考え方。

「地球は、人や生き物を乗せて、広い宇宙空間を飛んでいる巨大な宇宙船」

これは、20世紀の環境思想家『リチャード・バックミンスター・フラー』によって考案されたもの。

『宇宙船地球号』という言葉には、

「人類は宇宙船地球号の乗組員。そのため、この船は大切に扱わなければならない」
「人類は宇宙船地球号の乗組員。だから、争いはやめよう」

こういったメッセージが込められています。

つまり、宇宙船地球号は、平和を願う考え方でもあるんです。


「空気や水は外から補給されるわけではない。食べ物もこの宇宙船の中だけで作られている」


地球には、私たちが必要とする資源が全て揃っています。

この有限の資源を、皆で共有しているんです。

宇宙からは、常に太陽からのエネルギーは供給されていますが、新しい資源は供給されていません(熱の放出を除く)。

私たちは、

「限られた資源をどのように管理し、どのように維持していけばよいのか?」

これを真剣に考える必要があります。


バックミンスター・フラーは、1969年に『宇宙船地球号マニュアル』という著書を出しています。

地球を宇宙船に例えて、人類が地球を操縦する方法を説いた著書です。

「地球を1つの精密機械と捉える」

これは、地球が、生態系という部品が集まって、地球という精密な機械が成り立っているという考え方。

このフラーの提唱した考え方は、1970年代から注目され始めます。

当時、世界が環境問題に関心を集め始めていた頃。

1972年には、スウェーデンのストックホルムで『国連人間環境会議』が開催されています。

地球を宇宙船に例えることで、環境意識が高まり、グローバルな視点で環境問題を考えるようになったんです。


私たちが直面している環境問題は、

・地球の資源の過剰消費
・気候変動
・生物多様性の喪失
・水質汚染
・土壌の劣化

など、多岐に渡ります。

これらの問題を解決するためには、私たち一人一人が、宇宙船地球号の乗組員であることを自覚し、行動しなければなりません。

その鍵となるのが、『循環型社会』への転換。

循環型社会とは、資源を効率的に活用し、環境への負荷を減らした社会のこと。

「廃棄物を出すのではなく、資源として再利用する」

例えば、

・リサイクルや再利用の推進
・持続可能なエネルギー(太陽光、風力、地熱、中小水力、バイオマスなど)の活用
・環境負荷の少ない製品の選択

これらは、私たちが、生活の中で実践できるものばかりです。


私たちは、宇宙船地球号の乗組員として、地球の豊かな資源を次の世代に託す責任があります。

今行っている行動が、未来の子どもたちの生活を脅かすことになると、常に理解し、持続可能な選択をしていかければなりません。

・自動車をHV(ハイブリッド)やEV(電気自動車)に変える。
・省エネに対応した電気製品を使う。
・使用電力を持続可能エネルギー由来のものに変える。
・電気はこまめに消し、つけっけぱなしにしない。
・冷暖房の使用を控え、LED電球や省エネタイプの電化製品に取り替える。
・乾燥機の使用を控え、エネルギー消費量を減らす。

持続可能な社会の実現に向けて、皆さんも、一緒に取り組みしましょう😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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