![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122439540/rectangle_large_type_2_3b75a8c0c341d6bd36624913c3a886fa.jpeg?width=1200)
誰でも貴族になれる!?シーランド公国とは?🌈
皆さんは、貴族になれると聞いたら、なりたいですか?
イギリスの東海岸から7マイルほど離れた場所にある『シーランド公国』。
こちらでは、男爵(バロン)、女男爵(バロネス)といった『爵位(しゃくい)』を購入することができます。
シーランド公国は、世界最小の国家。
しかし、正式には承認されておらず、現在も『自称国家』です。
これには、深い訳があります。
シーランド公国は、元々軍事要塞として海上に建設されていた、テニスコート分の広さしかない場所を、1967年9月2日、「海から、自由を」をテーマに独立宣言をし、誕生した国家。
旗を掲げ、独立国家であることを訴えるだけでなく、この国家を一から本気で作り上げた人物がいます。
その人物が、元イギリス陸軍少佐『パディ・ロイ・ベーツ』。
彼は、本当の自由と正義を共にしたいと願う希望者を、住人として迎え入れ、新たな歴史を残そうとしたんです。
ベーツは、政府・パスポート・永住権・憲法・通貨・切手・主権を守るための手段など、独立国家に求められるものを全て作りました。
しかし、1978年にクーデターが起き、襲撃に遭ってしまいます。
ベーツは一時、人質にされてしまいますが、20名ほどの同志を募り、ヘリコプターを使った奪還作戦を決行。見事、シーランド公国を取り返すことに成功します。
ただ、災難はこれだけでは終わりませんでした。
老朽化した発電機から火災が発生。国土が半焼し、壊滅状態に陥ったこともありました。
国土の再整備にかかる資金調達のため、売りに出したのが、冒頭で登場した『爵位』でした。
この売上金が、今も再建のために使われています。
現在、住人は4名のみ。ですが、この貴族制度が注目を集め、国家の存続が続いているんです。
爵位は3種類、男女問わず、誰でもウェブサイト(日本語版も有)から購入できます。
男爵(Baron、Baroness) 約5,000円
伯爵(Count、Countess) 約34,000円
公爵(Duke、Duchess) 約92,000円
また、ナイト(Sir/Dame)の称号も、約17,000円で販売されています。
これらには有効期限はなく、更新手続きも不要、名前はニックネームでも構いません。
![](https://assets.st-note.com/img/1700690053281-K9wLYgsJXV.jpg?width=1200)
購入すると、称号・爵位が書かれた認定証や爵記(しゃくき)、シーランドに関する記念品などが貰えます。
興味がある方は、ウェブサイトを見てみてください😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
いいなと思ったら応援しよう!
![早坂 渚](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168143166/profile_c2e9dbf35cc54996d9a2da7c57423fa6.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)