アメリカのFBIとCIAの違い🌈
映画などでよく目にする『FBI』の文字。
FBIは、アメリカ合衆国にある警察機関の一つ。『Federal Bureau of Investigation』の略で、意味は『連邦捜査局』です。
連邦政府の安全を維持するために設立された法執行機関でもあります。
警察は、所属する自治体以外で活動することができませんが、FBIは、州を跨いで行われた犯罪を取り締まることができます。
主に担当するのは、誘拐や銀行強盗、郵便詐欺や企業スパイ。
「世界で最も優れた警察組織」
とも言われ、今も政府の調査機関として活躍しています。
一方、CIAは、『Central Intelligence Agency(中央情報局)』の略で、大統領直下の独立した機関。
Intelligenceは、一般的に『知能』という意味で使われますが、ここでは『諜報(ちょうほう)』という意味で使われます。
いわゆる、『スパイ』を指す言葉です。
CIAは、主に国内外の情報収集を行っており、アメリカに危険を及ばぬよう、国外でスパイ活動を行っています。
ただし、警察やFBIのように逮捕する権限はありません。
・FBI ⇒ 連邦捜査局
・CIA ⇒ 中央情報局
・DEA ⇒ アメリカ麻薬取締局
・USSS ⇒ シークレットサービス
ちなみに、日本人でも、アメリカ国籍があれば、FBIに就職して特別捜査官になることは可能です。
ただし、FBIに就職するためには、『市民権の取得』という高いハードルをクリアしなければなりません。
特別捜査官になるための条件も厳しく、
・アメリカ国民であること
・23歳以上であること
・申し込み時に36歳未満であること(元軍人や、経験者を除く)
・運転免許があること
・学位保持者かつ2年間の職場経験、または、それ以上の学位保持者かつ1年の職場経験があること
・身体能力試験をパスできていること
さらに、就職後には、『FBIアカデミー』で行われる21週間のトレーニングプログラムに参加しなければなりません。
4つの主要分野で800時間のトレーニングが待っています。
「警察では扱わない大きな事件を捜査し解決に導く」
こういったやりがいを感じられる一方、FBIは、危険と隣り合わせの仕事です。
待遇はよく、国民から尊敬される仕事ではありますが、リスクを十分考慮したうえで検討する必要がありそうです😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈