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昔は綺麗に生えていた!?親知らずの歴史と抜かなくても良い親知らず🌈
「痛い」「抜かなければいけない」というイメージが強い『親知らず』。
生えてきた時点で、医師へ抜歯の相談に行かれる方も多いのではないでしょうか。
親知らずは、現代になって、急に生えてきたものではありません。
もちろん、古代には、抜歯の技術などありませんでした。
昔の人々は、どのように親知らずと向き合っていたのでしょうか?
まず、古代と現代で、大きく異なるのが『食生活』。
昔の人々は、木の実・動物の生の肉・穀物など、比較的硬い物を食べていました。
食べるときに強い力で噛むことが習慣になっていたんです。
それによって、顎の骨が発達し、親知らずが生えてくる空間が十分に確保できていたため、真っ直ぐに生えていた可能性が高く、食事をするときの重要な歯であったと考えられます。
一方、現代人は、昔に比べて、柔らかいものを食べる機会が増え、親知らずを使う必要がなくなり、顎の骨が発達しなくなってしまいました。
そのため、親知らずが生えてくる空間がなくなり、昔は真っ直ぐに生えていた親知らずも、今では斜めや真横に生えるようになってしまっています。
「隣の歯を圧迫してしまう」
昔の人々にとっては重要な歯だった親知らずも、現代人にとっては不必要な『悩みの種』となっているのが現状です。
親知らずは、抜歯になるケースが多い歯となっていますが、すべての親知らずを抜かなければいけないわけではありません。
・きちんと機能している
・痛みがない
こういった親知らずは抜歯をする必要はありません。
<抜かなくても良い親知らず>
・噛み合わせに役立っている
・顎の骨に完全に埋まっていて問題がない
・お手入れがきちんとできている
・虫歯はあるが進行していない
・虫歯や歯周病の進行で前方の歯を近い将来失う可能性が高い(入れ歯やブリッジの土台として役立つ)
・矯正治療で適切な位置へ動かすことができる
<抜歯をしないデメリット>
・噛み合わせが悪い場合、体の歪みの原因になる
・顎が小さい場合、隙間がなく、正しく生えてこなくなる可能性がある
・手入れが届きにくく、歯周病のリスクが高まる
・『口臭対策』『睡眠』『私生活』などへの影響が出やすい
親知らずは、抜かなくても良いケースもありますが、あごの骨の中に埋まっているだけでも、隣の歯や顎の骨にダメージを与えてしまう可能性があります(埋没歯)。
まずは、レントゲンで状態を確認し、診断を受けることが大切です。
抜かない場合は、注意点やリスクを理解したうえで、判断する必要があります。
現代人にしか分からない、親知らずの悩みや痛み。
親知らずが気になる方は、早めに医師に相談することをおすすめします😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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