モンステラの実には毒がある!?不思議なフルーツの食べ方と見分け方🌈
日本でも人気の観葉植物『モンステラ』。
モンステラの原産地は、中央アメリカとメキシコ。
ほとんどの地域で、室内用の観葉植物として育てられている植物です。
野生のモンステラは、中央アメリカとメキシコのほか、ハワイ・フロリダ・カリフォルニア・アフリカに生息しています。
日本では、小笠原諸島・四国・九州・沖縄で見ることができます。
モンステラは、葉にある穴の模様がスイスチーズに似ていることから、別名『スイスチーズプラント』と呼ばれている植物。
英語名は、「おいしいモンスター」という意味の『Monstera deliciosa(モンステラ・デリシオザ)』。
その名の通り、モンステラは「食べられる植物」。
モンステラは、育て方によりますが、数年で棒状の花を咲かせます。
この部分は『肉穂花序(にくすいかじょ)』と呼ばれ、果実がなるため、食べることができます。
『幻の果実』と呼ばれているほど、この実が食べられることはあまり知られていません。
日本でも、そのままにしている方のほうが多いのでないでしょうか?
日本で有名なトロピカルフルーツといえば、バナナ・キウイー・マンゴー・ライチ。
モンステラの実は、この中のバナナに、パイナップルやココナッツを合わせたような、甘いトロピカルな味わい。
美味しいのにポピュラーではない理由は、実の周りについている緑のウロコ模様が、ポロポロとはがれてしまうため。
さらに、この果実、食べ過ぎはNG。
熟していない実・葉・茎には、『シュウ酸カルシウム』と呼ばれる毒素が含まれています。
このシュウ酸カルシウムが厄介で、舐めると、山椒を舐めたときのような舌がピリピリする感覚に襲われます。
そのため、食べる場合は、必ず熟している実を選ぶことが大切です。
そして、実を一粒ずつ食べるのもポイントの一つ。茎や葉は、唇が触れただけでピリピリしてきます。
モンステラの実は、その甘さから、トーストに乗せたり、砂糖と一緒に煮てジャムに加工されたりして食べられています。
ただ、市販化するまでの手間と、少しでも時期を間違えたりすると入るクレーム対応などの労力が見合わないため、日本ではあまり販売されていません。
そのため、口にできた人は、非常にレアな体験。
日本では、鹿児島県にある植物園『屋久島有用植物リサーチパーク』で食べることができます。
気になる方は、ぜひ。
モンステラは、家で簡単に育てることができます。
しかし、実った果実は、ちょっとでも成熟度が足りないと、前述の通り、ピリピリとした感覚に襲われます。
熟したかどうかを見分けるポイントは『皮』。
皮が自然に剥けている部分は熟していますので、そこだけを食べるようにしてください😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈