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人と被りたくない!周りと違う思考に価値を見出すスノッブ効果とは?🌈

皆さん、こんな思考になるときありませんか?

「今話題の商品や人気が高まっているものに興味が湧かない」
「周りと一緒にされたくない」
「他の人とは違う個性や感性を持ちたくなる」

このような心理効果を『スノッブ効果』といいます。

スノッブ効果の特徴は、

・その商品を多くの人が使っているのを見る(知る)と購買意欲が下がる。
・希少性や限定性がある商品に惹かれる。

この他の人とは同じものを持ちたくないという現象とは別に、『バンドワゴン効果』という心理効果もあります。

バンドワゴン効果は、多くの人が使っている商品やサービスに惹かれる現象。

「売上ランキング上位の商品や口コミで高評価の商品を選びがち」

ほとんどの方が、こちらの効果に当てはまるのではないでしょうか?

他にも、

「商品の価格が高い物やサービスに興味が湧きやすい」

こういった高価格帯の商品がステータスシンボルになる『ヴェブレン効果』という心理効果もあります。

それぞれの効果が、私たちの心理にさまざまな影響を与え、『購買行動の分岐点』を作り出しているんです。


私たちの心の中には、「他者との差別化」や「自己の独自性」、いわゆる『欲求』が存在します。

無意識に『特別感』を求めているんです。

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱した『欲求5段階説』では、

① 生理的欲求や安全欲求
② 所属と愛の欲求
③ 承認欲求
④ 自己実現欲求

この順番で、人間は欲求を満たしているとしています。

スノッブ効果は、この中でも『承認欲求』や『自己実現欲求』に関係している効果。

承認欲求は、周りに差を見せつけることで満たされ、自己実現欲求は、個性(アイデンティティ)を追求することで満たされます。


現代社会は、消費者が、生きていくうえで必要なものだけでなく必要でないものも買うことで、経済が回り、豊かになると言われています。

つまり、消費者の購買意欲を高める心理を知れば知るほど、物を多く(高く)売ることができるということです。

「特別感を求める心理を理解し、『希少性』や『限定性』を提供する」

これが、現代のマーケティングには、必要なスキル。

物だけではなく、『旅行』や『体験』の場面でも、スノッブ効果は見られます。

「多くの人がよく訪れる観光地よりも、あまり知られていない秘境やユニークな体験ができる場所に惹かれる」

近年、特にこの傾向が強く、自ら体験しなくても、YouTubeなどで人の『体験』や『特別感』を得られるのも、現代の特徴です。


SNSで情報が拡散され、他人と異なる体験や商品を求める傾向が、より一層高まっている現代。

「視聴者や消費者が、社会に希少性を求める時代」

周りと違う人間で在りたいという欲求は、決して悪いものではありません。

現代社会を生きる私たちには、自分らしく、持続可能なライフスタイルを築き上げることが求められているのかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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