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鬼門は神さまの通り道!?鬼や魔とは全く別の意味を持つ鬼門と艮の金神🌈

皆さん、『鬼門(きもん)』という言葉をご存知でしょうか?

鬼門とは、北東の方角のこと。

昔から、陰陽道で「悪い鬼が出入りする」とされてきた方角です。

このように説明されると、鬼の入り口のようなイメージをされる方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

鬼門は、昔から「神さまの通り道」と言われてきました。

家の中心から北東を『表鬼門』、南西を『裏鬼門』と呼び、大変重要な方角とされてきたんです。

日本列島は、北東(鬼門)から南西(裏鬼門)に向かって地磁気が流れているため、エネルギーの通り道になっています。

もし、仮に、北東が鬼や魔の通り道であった場合、今頃、日本は沈没していたかもしれません。


北東の方角は、

「不浄なものを嫌う神さま『艮の金神(うしとらのこんじん)』の通り道」

艮の金神は、日本に古くから伝わる陰陽道の言葉で、金神が『祟り神』、艮が『北東』を意味します。

したがって、艮の金神は、数ある金神の中でも、鬼門の方角(北東)に蟠る「猛悪の祟り神」という意味になります。

わざわざ「猛悪の祟り神」を名乗って現われた神さま。

一体、どのような神さまだったのでしょうか?


艮の金神の正体は、『国常立命(クニトコタチノミコト)』。

・国 ⇒ 国土、人の住む大地
・常 ⇒ 恒常性
・立 ⇒ 現象の確立

「人の生き様が末永く続く様を見守る神」

言わば、地球を擬人化した神さまです。

一説には、

「地球の創成に深く関わった金色の龍神なのではないか」

とも言われています。

「日本の地は、地球そのものであり、龍神の形をしている」

かつて、日本を侵略しようと海を渡った渡来人たちが、金色の龍神を恐れ、鬼門とされる『艮(北東)』に、国常立命を封印したのが始まり。

それから、国常立命は「艮の金神」と呼ばれ、恐れられてきました。

瀬織津姫の夫神『ニギハヤヒ(饒速日命)』も国常立命の別名であるという説があり、いずれも歴史の中から消され、長らく祟り神として恐れられてきた存在です。


本来なら自然のエネルギーを北東から流すことで、日本列島の地磁場を活性化する目的だった『鬼門』。

鬼や魔とは全く別の意味を持ち、私たち自ら、地球のエネルギーを阻害してしまっているのかもしれません。

これから大晦日に向けて、1年の大祓を兼ねて、エネルギーの流れを戻す必要がありそうです😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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