起源はツタンカーメン!?印象的な視覚効果を生み出すストライプの歴史🌈
人類の歴史とともに発展してきた模様の一つ『ストライプ』。
これまで、様々な国で、それぞれ独自の表現方法が用いられてきました。
ストライプのデザインは、シンプルでありながら、非常に印象的な視覚効果を生み出すことができるデザイン。
そのため、これまで多くの人々や業界に愛されてきました。
ストライプの起源は、古代エジプト。
ツタンカーメンの黄金のマスクや、ピラミッドの壁に描かれた壁画からは、当時からすでに、ストライプのデザインがあったことが確認できます。
当時のエジプト人は、ストライプを「神聖な模様」と崇めていたそうです。
同じく、古代ギリシヤや古代ローマでも、
「ストライプは、『秩序』『均整』『力強さ』を象徴する模様」
ちなみに、ギリシャ神殿は、
「もともとカラフルな色合いだった」
「壁の模様の中に、ストライプもあった」
と言われています。
さらに、軍隊の制服や貴族の服飾にも、ストライプ柄は使われていました。
ストライプは、「『社会的地位』や『身分』を示す重要な目印」。
特に、紫色のストライプは、皇帝や貴族の特権でした。
そして、中世ヨーロッパでは、ストライプ柄の布地が、宗教的な意味合いを持つようになります。
司祭の祭服には、キリストの受難と救済を象徴する、赤と白のストライプが用いられていました。
そんな中、当時、不人気だった色があります。
それが、『黄色』。
黄色は、王冠など、地位の高さを象徴する色とされていたため、不浄(けがれ)の意味合いがあり、当時の囚人服には、黄色と黒のストライプ柄が使われていました。
ストライプのデザインが大衆のファッションに取り入れられるようになったのは、18世紀以降。
特に、海軍のユニフォームに用いられたネイビーブルーのストライプは、爽やかで洗練された印象を与えたため、一般にも広く採用されました。
20世紀に入ると、ストライプは洋服のみならず、様々なプロダクトデザインにも採用されるようになります。
その代表的なものが『ネクタイ』。
この頃から、グラフィックデザインやインテリアデコレーションにも、ストライプのモチーフが頻繁に用いられるようになります。
古代から現代に至るまで、常に人々の生活の中に存在し続けてきた歴史あるデザイン『ストライプ』。
シンプルでありながら、強烈な視覚効果を生み出すストライプは、今も私たちの生活に彩りを与え続けてくれています😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈