大陸の一部だった!?日本海ができた理由と秘めた可能性🌈
約2600万年前、ユーラシア大陸の東の淵で起きた激しい火山活動。
この火山活動で噴き出したマグマは、大陸を引き裂き、大地に大きな割れ目をつくりました。
日本列島は、少しずつユーラシア大陸から離されていき、そこに雨水が溜まってできたのが細長い湖。
この湖が、『日本海』の始まりとされています。
元々、日本海は湖だったんです。
湖は次第に大きくなり、やがて海水が入り込み、海になりました。
その後も、中央部を広げる形で急速に拡大を続け、深さも深くなっていきます。
当時の日本列島は、二つに分かれていたため、日本海は、現在の東日本と西日本の間に亀裂が入っている状態で拡大していったとされています。
日本海の拡大は、約1300万年前に終わったとされていますが、これが、日本列島と大陸が大きく引き離された原因と考えられます。
そんな日本海の沿岸には、『グリーンタフ』と呼ばれる地層が多く見られます。
日本海にある島根県の隠岐の島の地層を見ると、珪藻土(珪藻質泥岩)がグリーンタフの上に重なっているのが確認できます。
この深い海に堆積した珪藻土には、一つ重要な役割があります。
それが、『石油』。
「珪藻は、生き物」
珪藻のほかに、有機物も大量に積もっています。これらは長い年月をかけ、濃集・熟成し、やがて原油になるんです。
珪藻土が多い秋田県・山形県・新潟県の沿岸ではかつて、多数の油田が開発されていました。
現在もまだ未発見の油田があると言われており、調査が続けられています。
実は、かなり高い確率で日本にも油田があることが分かっています。
これらが明らかになると、後に、日本海は油田を作る源であったことが明らかになります。
「石油大国『日本』」
こう呼ばれる日が、少しずつ近づいているかもしれませんね😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈