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今より未来思考のレトロフューチャー🌈

今、若者(Z世代)の間で注目されている『昭和レトロ』。

使い捨てカメラ・純喫茶・レコードなど、その温かみを魅力に感じる人々の間で、昭和レトロが今ブームになっています。

昭和レトロが生まれた昭和時代は、日本が、日本人が映画のような近未来な世界を創造し始めた時代。

三種の神器と呼ばれた家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)が、一般家庭へ普及したのもこの時代です。

洗濯機は、洗濯と脱水のスペースが分かれている2層式が支流でした。

見た目が、今より近未来ではないと思う方もいるかもしれませんが、

昭和の人々は、「何でも、家電に出来たら正義」という未来思考の方が多かったんです。

その思考は、現代の私たちでは勝てないほど。

こちらをご覧ください。

これは、ウルトラソニックバス(超音波バス)、通称『人間洗濯機』と呼ばれるもの。

「お風呂で体を洗うのが面倒」
「機械が勝手に体を洗ってくれればいいのに」

この人類の願いを、1970年に開催された『日本万国博覧会(通称:大阪万博)』で、すでに叶えています。

他にも、

・個室電話(ワイヤレス・テレフォン)

・現代の原宿にありそうなサイケデリックなレストラン

・空間コンピューティングを彷彿とさせる展示

・クボタが製造した夢のトラクター

・現代アートを思わせる岡本太郎の作品

・微笑んだ写真が表示される『ほほえみの塔』

この頃のデザインや発想は、今よりも未来的。

この時代は、実用性よりもアイデアが先に採用されていたため、斬新な発明も実現しやすかったそうです。

このように過去の人々が思い描いた未来像のことを『レトロフューチャー』といいます。

若者たちが、現代の当たり前から一度、レトロフューチャーに戻ることで、また一つ上の未来を創造し、時代を変えていきます。

「現代にあるものは、過去に創造されたもの」

今使っている物のほとんどは、昭和時代に創造されたものばかり。

平成は、すでに生み出されたものを利用し、より安全と機能性を高め、現実に見合った物を増産していました。

令和になった今、再び創造が主流となる時代へ変化しています。

最近では、昭和のデザイン・形・色合いが再び見直され、この令和の時代に復刻させようという動きが随所に見られます。

私たちは、これまでいくつも時代を潜り抜けてきました。

「いつの時代も、『未来を創造してはいけない』という制約はない」

戦争を経験した先祖たちが、豊かな暮らしを願い、創造し、そして実現した物たちが今、私たちの生活の一部となって活躍しています。

令和生まれの子どもたちが社会を担う頃には、電車はレールを必要とせず、車は空を飛び、雲の上での生活が当たり前になっているかもしれません。

そんな子どもたちの創造を後押しするのが、私たち大人の役目。

昭和の人々は、誰もが未来を期待していたからこそ、早く復興を遂げ、生活を豊かにできたのかもしれませんね😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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