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石鹸と同じ成分!?美容効果もある馬の汗に隠された秘密とは?🌈
競走馬としても人気の馬。
彼らの大好物といえば『にんじん』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実は、リンゴや氷砂糖など、大の甘い物好き。
パンや米など、私たちが主食としている大抵の物は食べることができ、食べられない物は匂いで判別します。
ちなみに、彼らの主食は、青草(干し草)です。
そんな馬も、人間と同じように、全身に汗をかく動物。
動物の中でも、全身に汗をかく動物は少ないと言われています。
ペットとしても人気の『犬』『猫』『ウサギ』は、足裏以外からは汗をかけませんし、街で見かける『カラス』や『スズメ』などの鳥類は汗腺自体を持っていません。
また、全身に汗をかく動物は牛やカバなどもいますが、その中でも、馬と人間は、『汗っかき』。
人間は、気温の変化だけで大量の汗をかけるのに対し、馬は、運動・緊張・興奮、これらの要素が揃わなければ大量の汗はかけません。
また、人間は、主に『エクリン腺』という汗腺から汗をかきますが、馬は『アポクリン腺』という汗腺から汗をかきます。
犬や猫も、全身にアポクリン腺、足裏にエクリン腺を持っていますが、ほとんど汗をかきません。
それに対し、馬は、このアポクリン腺から大量の汗をかくことができます。
これは、馬の優れた能力の一つ。
馬は、体温調節に秀でており、それが高い運動能力にも繋がっていると言われています。
汗は、体内で発した熱を体の外へ放出するためにかくもの。
馬の汗の中には、『ラセリン』という石鹸に似た成分が含まれています。
このラセリンが、界面活性剤のような役割を果たし、汗が体全体に広がりやすくなっているんです。また、体の表面から熱を放出しやすくもしてくれています。
そのため、馬が汗をかくと、石鹸のように白く泡立ちます。
その光景は、この事を知らない人が見るとびっくりするかもしれません。
ちなみに、競走馬は、1レース走ると約10リットルの汗をかくと言われています。
そんな馬のラセリンには、美肌効果もあり、この成分を使った様々なスキンケア商品が発売されています。
その一つが『馬油』と呼ばれる商品。
馬油には、様々な効果・効能があります。
・浸透力が高い
・保湿・保温効果
・殺菌作用・抗酸化作用
・血行促進効果
・炎症に対する効果
あくまで、個人差があるものばかりですが、以前、温泉で馬油のシャンプーを使った際、髪に艶が出て、指通りも良くなった印象があります。
少し値段はお高めですが、興味のある方は、ぜひ試してみてください😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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![早坂 渚](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168143166/profile_c2e9dbf35cc54996d9a2da7c57423fa6.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)