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ビルで目玉焼きが焼ける!?ロンドンの人気観光スポット🌈
イギリスの首都ロンドンに不思議な形をしたビルがあります。
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地上37階建て、3万3,000平方メートルのガラスに覆われたこのビルは、建築家ラファエル・ヴィニオリによるもので、形がトランシーバーに似ていることから『ウォーキートーキー』という愛称で呼ばれています。
実は、このカーブを描く斬新なデザインが、のちに、近隣住民を巻き込む社会問題に発展してしまいます。
このビルの周辺に駐車していた車が被害を受け、ニュースになってしまったんです。
近隣住民の一人マーティン・リンジーさんは、このビルの近くに車を停め、用事を済ませた後、すぐ車に戻りました。
すると、車の片側のボディが歪み、サイドミラーとボンネット上にあるメーカーのエンブレムが溶け始めていたんです。
ビルの周囲には、この事態を聞きつけた大勢の報道陣が詰め掛けました。
そこで、イギリスのリポーターの一人が、ビルの反射光を使って熱したフライパンで目玉焼き(フライドエッグ)を焼いてみせたんです。
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その様子は、テレビや新聞で報道されました。
ウォーキートーキーには、高層ビルという意味の『スカイスクレーパー』ならぬ『フライスクレイパー』というあだ名が付けられてしまいます。
この報道を受け、イギリスの物理学者たちは、
「ビルの外壁が凹面鏡状になっているため、そこに太陽光線が一点に集中している」
と、問題の原因を指摘。
また、イギリスの英紙タイムズは、「ビル付近の気温は45度を超えている」と伝えました。
ビルの開発業者はリンジーさんに謝罪し、建物が彼女の車に与えた損傷の修理代を弁償。
現場付近にある3台の駐車スペースは使用中止とし、太陽の当たる側のガラスには全て反射光対策のフィルムを施工しました。
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デザインに対しては、地元住民から賛否両論が寄せられ、中には、
「そのずんぐりした姿が、街の景観を損ねている」
という厳しい意見もあったそうです。
しかし、この事がきっかけで、ビルの知名度は上がり、ロンドンを一望できる立地も相まって、今ではロンドンの人気スポット。
中でも、地上150メートルのガラス張りの屋上スペースには、バー・ブラッセリ・レストラン・ガーデン・オープンエアのテラスがあり、注目を集めています。
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こんな一等地にありながら、館内への入場は無料。
ロンドンの街並みを眺めながら一望でき、降り注ぐ太陽光がゆったりとした時間を与えてくれます。
高いところから眺めるテムズ川とタワーブリッジの景観は、観光客にも人気です。
ロンドンを訪れる際は、ぜひ足を運んでみてください😊
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
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