プラ製からガラス製へ!電気ケトルの見直しが行われている理由🌈
今や、一家に一台はあると言われている湯沸かし器『電気ケトル』。
かつて、湯沸かし器と言えば、『やかん』が主流でした。
この『やかん』という言葉は、漢方薬を煎じるために使用されていた『薬鑵(やくくわん)』が変化したもの。
漢字では『薬缶』と書き、もともと中国から伝わった物です。
やかんは、薬・茶などを湯で『煮出す・煎じる』ための火にかける道具としても使われていました。
しかし、やかんでは、ずっと火をかけていないと保温できなかったため、次第に、保温ができる『電気ポット』が流行り始めます。
そこから、時を経て、電気ケトルへと進化を遂げました。
日本では、2001年から販売を開始。
それまでお茶やコーヒーを淹れる際、やかんでお湯を沸かしたり、ジャーポットなどで大量のお湯を沸かして保温するのが一般的でしたが、ティファールの電気ケトルの登場により、
「必要なときに必要な分だけお湯を沸かす」
日本の湯沸し文化が、大きく変化しました。
一般的に売られている電気ケトルは、ほとんどがプラスチック製。
しかし、現在、このプラスチック製電気ケトルの製造を見直す動きが、各所で見られます。
プラスチックからは有害な『ビスフェノールA(BPA)』が溶け出す恐れがあるとして、プラスチック製を廃止する流れがあるようです。
ビスフェノールAは、1891年に発見された長い歴史を持つ化学物質。
肥満・糖尿病・高血圧・心血管疾患を引き起こす恐れがあり、腎臓や肝臓を傷つける原因となっています。
プラスチック製の電気ケトルをお使いの方へは、ガラス製・ステンレス鋼・陶器のものへの買い替えが推奨されています。
ガラス製の電気ケトルは、耐熱性のホウケイ酸ガラスでつくられており、有害な化学物質がお茶に浸出しません。
しかし、プラスチック製のものより、時間が掛かるというデメリットもあります。
内部がステンレス鋼のものもあり、こちらもガラスと同じく溶けにくいためおすすめですが、安いものを買ってしまうと、そのステンレスが溶け出してしまう恐れがあるので、購入時には注意が必要です。
やかんも従来のものは、銅やアルミニウムなどの金属でできていることが多く、有害な化学物質がお茶に浸透する可能性がありました。
現在売られている陶器のやかんは、粘土を高温で焼いて作られています。
お茶に有害な化学物質が浸出せず、耐久性があり、お手入れも簡単です。
アレルギー持ちで、プラスチック製のものをお使いの方は、試しに買い替えを検討してみるのも良いかもしれませんね😌
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