ワニと呼ばれていた!?サメの知られざる生態🌈
サメの起源は、古生代前期のデボン紀(約4億年前)。
デボン紀は、海を形成した『アンモナイト』が誕生した時代です。
最初のサメは、浅い海で進化したと言われています。
サメは、淡水との親和性が高く、今でも淡水湖などに生息しているのが確認されています。
古生代後期になると、様々な種類のサメが現れました。
しかし、最初のサメの多くは、古生代のうちに絶滅。現代のサメの原型は、次の中生代(約2億5000万年前)に現れたと言われています。
サメは、硬い歯以外、すべて柔らかい軟骨で出来ているのが特徴。
そのため、化石として発掘されても、歯の骨しか採掘することができず、解明されているサメの原型や進化の過程は、予測でしかないそうです。
体の大きさは、種類によって異なり、最大でジンベエザメの全長13〜14m、最小でツラナガコビトザメの全長22cmと、非常に幅広く、寿命も種類によって異なります。
ニュースや映画などによって、凶暴なイメージの強いサメですが、人に危害を加える可能性のあるサメは約30種類と、サメ全体の1%にも満たないそうです。
しかし、昔から「一度でも人を襲ったサメは必ず、再び人を襲うことになる」という言い伝えがあります。
理由は定かではありませんが、警戒心の強い性格ゆえ、人を危険な生き物と判断するからではないかと言われています。
意外と、サメは臆病なんです。
体表は、歯と相同のウロコで覆われており、頭から尾に向けて撫でると滑らか、逆に、尾から頭に向けて撫でるとザラザラしています。
これが、俗にいう『鮫肌』です。
サメの肝臓から採れる『スクアレン』と呼ばれる肝油は、新陳代謝の活性化と美肌や免疫力を高める効果が期待されており、サプリメントやボディオイルに使用されています。
そんなサメですが、日本史とも深い関わりがあります。
今は、『サメ』と呼ぶのが一般的ですが、かつて『ワニ(和邇)』と呼ばれていた時代がありました。
日本の古典である古事記や風土記には、サメが『ワニ』という名で登場しています。
ちなみに、出雲弁では、今でもサメのことを『ワニ』と言うそうです。
以前、広島へ旅行に行った際、スーパーの店頭に、『ワニ』と書かれたサメのお刺身が並んでいました。
今でも、昔の呼び名の名残りが残っているのかもしれませんね😌
最後まで読んでいただきありがとうございました🌈