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日本とも友好関係!?アメリカ人が知らない架空の国リッスンブールとは?🌈

世界には、大小含めて197の国があります。

しかし、その中には、日本から遠く離れていることなどを理由に、名前すら知られていないマイナーな国も数多く存在します。

そんな中、ネット上で『リッスンブール』という欧州の国が一時話題になりました。


リッスンブールは、ヨーロッパのイベリア半島の先端にある国。

・首都:ルレンベルク
・人口:7,890万人
・言語:フランス語、ドイツ語、英語

リッスンブールの国旗

歴史も古く、古来から、ローマ帝国・スペイン帝国・フランスといった強大な国家の侵略に晒されてきました。

自然にあふれた中世のような街並みが広がっており、とても美しい場所です。

非常にマイナーな国ではありますが、日本とも友好関係にあり、そのことを『リッスンブール日本大使館』がSNSで発言しています。


しかし、ここまで読んでも、

「地理を勉強したのに、聞いたことがない」

という方、多いのではないでしょうか?


それもそのはず。

このリッスンブール共和国、実は、実際には存在しない、ネット上で作成された『架空の国』。

実際の地図と見比べると、

実際の地図
ネットで拡散された地図

リッスンブールが、イベリア半島を延長して描かれていることが分かります。

この架空の国は、一人のフランス人が、地理が苦手なアメリカ人をいじる目的で、2022年10月にこの画像をX(旧Twitter)に投稿したのが始まり。

これをきっかけに、盛りに盛られて独立国となってしまった国です。

このジョークは、当時大流行し、他のTwitterユーザーがこの国に関する『でっち上げの事実』や『加工された写真(衛星地図)』を投稿。

最終的に、最初に画像を投稿したフランス人が、これらをリッスンブールの正式な情報であると主張し、瞬く間に、嘘の情報がネット上に拡散されていきました。

架空の国家の首都・国旗・歴史・国歌・文化が捏造され、結果、 『日本リッスンブール協会』と呼ばれるものまでつくられる事態に。

しかし、これらの情報はすべてでっち上げ。

リッスンブールという国は存在しません。


こういったネットを使って嘘をあたかも本当に見せる行為は、『ただのお遊び』で済むとは限りません。

時に、犯罪に発展するケースもあります。

しかし、

ネット上に嘘の情報を流し、
悪質な転売ヤーに価値のない商品を買わせ、
大量の在庫を抱えさせる。

こういった行為は、後を断ちません。

なぜなら、企業にとって、「有効な手段でもあるから」。

『売れている』
『大流行』

このような口コミや報道を流すだけで、売れていると思わせたり、流行っていると錯覚させたりすることができます。

情報社会の今、これらの情報に騙されないように、

「消費者一人一人が『情報の目利き』になる」

生活必需品などの買い占めにより、値段が高騰するようなことがない限り、転売して儲かることは決してありません。

リッスンブールの事例から、ネット上に出回る情報について、改めて考えさせられた気がします😌

最後まで読んでいただきありがとうございました🌈
 

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早坂 渚
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