職人が生み出すノートに、ともしびが灯る(Endpaperさん)
2019年の初めに、手製本ノートのお店「Endpaper」さんの想いを記事にしました。
「Endpaper」さんは、2019年12月3日に、「ともしびアパート」に移転、リニューアルオープンしました。
新しいお店は前とどう変わったのか、改めて紹介記事を書きたいと思います。
「Endpaper」
〒460-0011
名古屋市中区大須3丁目42-6
ともしびアパート 4階
水曜日定休 12:00~19:00
※催事によって臨時休業がございます。詳しくはtwitterをご覧ください。
1.「ともしびアパート」について
大須の大通りから一本入った間道に、ひっそりと佇む建物があります。
カフェや雑貨など、個性あふれるお店が集う「ともしびアパート」
「Endpaper」さんは、こちらの4階に引っ越してきました。
移転について、石黒さんはこう語ります。
「Tono & Limsさんのインクを扱える、広いスペースを探していました。
愛着のある大須は離れたくなかったので、場所は大須で。
ともしびアパートさんは雰囲気も良く、前から気になっていて、入ることができました。」
新しい「Endpaper」さんの店舗は、どのようなところなのでしょうか。
2.新「Endpaper」はどんなお店?
4階まで上がると、鉄の看板がお出迎えします。
お店に入ってまず目に飛び込んでくるのは、大きなテーブル。
その奥に、「Tono & Lims」さんのレギュラーインクが全色置かれています。
また、文具・製本に関する作家さんの委託販売も11スペースあります。日ごろはインターネットで販売している作品などが実際に目で見てお買い求めいただけます。
「「Tono & Lims」さんのインクをお試しいただけますし、手製本ノートの紙も試し書きしていただけます。紙やインクが好きな方が、実際に目で見て、試して、お持ち帰りできる場所にしたいと思いました」
紙と、インクと、文具。
好きな人にとって、夢のような空間です。
3.商品紹介
「Endpaper」さんの商品もここ1年でかなり増えました。
2020年1月6日時点での、商品を全てご紹介します。
「Endpaper」さんでは、手製本ノートのセミオーダーができます。
お店に行くと実際に紙を見て組み合わせを決められるのが嬉しいです。
twitterやメールから頼むことも可能です。
紙や布の持ち込みができるので、自分でデザインした布・紙で手製本ノートを作ることもできます。(完全受注)
<セミオーダーと完全受注の違い>
・セミオーダー(無表記)…お店でその日に作って持ち帰ることが可能です。
・完全受注…当日のお渡しはできません。事前にご相談いただき、料金をお伝えし、制作にお時間をいただきます。1冊からの受注も可能です。
<サイズ>
小さめの手製本ノート(110mm×70mm)
1750円~
ハーフバイブル(92mm×105mm)
1750円~
バイブル(176mm×105mm)
1930円~
スクエア(136mm×136mm)
2300円~
A5スリム(217mm×136mm)
2530円~
※手製本のため、若干サイズに変動があります。
<表紙>
紙
かぐや 10色…月の表面の凹凸を表現
みやぎぬ 20色…平安王朝の服飾美「唐衣装束」がモチーフ
レザック16 16色…皮革のような質感
グラフィーハンプF 1色(new)…帆布のような表情をもつ
紙 =完全受注=
OKミューズコットン 131色…すのめ(簾の目)柄の紙
TANT 200色…豊富なカラーバリエーションが魅力
布
あひろ屋さんのてぬぐい +550円~
<見返し>
新・星物語 20色…満天の星を紙の上に再現
ジパング 3色…黄金の国・日本をイメージ
<中の紙>
キャサリン 四六 70kg
エアメールボンド 四六 53kg (ホワイト・ナチュラル)
バンクペーパー B本判 73kg
マシュマロCoC(new) 四六 55kg (スノーホワイト)
<花布・しおり>
その時の入荷状況による
<ページ数>
120頁、180頁、240頁
事前にご相談いただければ、それ以外頁数のオーダーも可能です。
<表紙 オプション>
2色・3色などの切り返し可能(要相談)
<Option B>
紙の表紙に、革の紐がつけられます。500円~。
蛇腹deいろあつめ
「黒川ひゅう」さんとのコラボ作品。蛇腹(じゃばら)にすることで、一覧で見られるインク見本帳です。
蛇腹式ノート
無地の蛇腹ノートです。各サイズ対応可能。完全受注。要相談。
文庫をハードカバーに製本
完全受注。ご相談ください。
本型の箱
完全受注。サイズ・中の仕切りなどご自由にオーダーいただけます。
オリジナルインク
A液、B液、C液、Toner液
自分の好きに色を調合できるインクです。
オリジナルインク
日出処(ひいずるところ)
濃紺のインク。太いペン先で書くとオレンジフラッシュします。
オリジナルインク
OLD&NEW
世代交代をイメージしたインク。焼き物の釉薬のような深い色合いで、濃いグレーに緑が混じっています。
2020年、1月に新しく加わった、グラフィーハンプFとマシュマロCoC スノーホワイト。
マシュマロCoC スノーホワイトは、インクの映える真っ白な紙です。
インクを取り扱うお店になったということで、インクを引き立たせる紙を使いたかった、とのことでした。
4.お得に買える「えんさん」
「Endpaper」さんで、インクやノートを数冊買うなら、お得な「えんさん」がおすすめです。
事前にまとまった額の「えんさん」を購入すると、お得な金額で手製本ノートやインクが買うことができます。
「えんさん」の使用期限はないので、まとめては買わないけれど、時間をかけてゆっくり買い物をしたい、という方にもおすすめです。
<価格表>
えんさんは5,000円から購入できます。10,000円以上の購入だと上記の金額がお得になります。
さらに、「えんさん」で購入すると手製本ノートの価格が割引になります。
5.表紙の素材を持ち込む場合
紙や布を持ち込まれる方は、一度「Endpaper」さんにこの紙・布で製本ができるか確認してもらうことをおすすめしています。また、布や紙を数種類持っていくと、どれが製本しやすい紙か教えてくれますよ。
私も自分で色を付けた布をノートにしてもらいました。
布を水張りして、アクリル絵の具にファブリックメディウム(定着材)を混ぜ、彩色が終わった後にアイロンをかけました。
自分で彩色した布がノートになるのを見ると、大変感動します。
色んな楽しみ方ができる「Endpaper」さん。
ぜひ訪れてみてください。
「Endpaper」
〒460-0011
名古屋市中区大須3丁目42-6
ともしびアパート 4階
水曜日定休 12:00~19:00
※催事によって臨時休業がございます。詳しくはtwitterをご覧ください。
6.リンク
Endpaperさんtwitter
メール
endpaper1496@yahoo.ne.jp
あひろ屋さん(手ぬぐい)
Tono & Limsさん(インク)
黒川ひゅうさん(イラストレーター)
7.最後のご挨拶
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
お仕事のご依頼については、下記をご覧ください。
ありがとうございます。