『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』を全話視聴した感想
先日、2023年1月より放送がされていたアニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』を全話視聴しました。
今回は、このアニメについて自由に感想を書いていきます。
※この記事にはネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください。
『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』とは?
あらすじ
学校で「天使様」というあだ名で呼ばれている椎名真昼。「天使様」と呼ばれているからには、美少女であり成績優秀で学校中の男子から憧れの目で見られていた。
藤宮周は、ある日、雨が降っている中公園のブランコを漕いでいる椎名真昼を見つけ声をかけ、自身の持っていた傘を真昼に貸すことに。
翌日になり傘を貸した代償で風邪をひいてしまった藤宮周を心配し、隣に住んでいる「天使様」が周の看病を行う。
そこから、特にかかわりのなかった椎名真昼と藤宮周の不思議な交流が始まる。
全体の感想など
最初はお互い利害の一致で交流をしていた椎名真昼と藤宮周。ただ、利害の一致があって隣人だからといって、女子が今まで交流のなかった男子の部屋に行く、料理を作ってあげる…というのは現実ではありえない話ですね(笑)
利害の一致での交流から、お互いのことを想っての交流となっていく。その過程が自然に描かれていて、視聴者側もこの物語に溶け込めるような構成となっていました。そして、その「想い」がいつのまにか「恋愛感情」になっているけど、その感情をお互いが我慢しているという構図もすごくむずがゆかったですね。
その恋心と同時に、お互いに親交を深めると、お互いの過去というのも浮き彫りになってきました。真昼は両親から愛されずに育ち、周は両親からは愛されたものの学校でいじめられてしまう。どちらとも苦しい過去を経験してきました。
話したくもないような過去を話せる関係性にいつのまにかなっていました。
周は真昼の学校での人気に配慮して、お互いが友達であることは学校では秘密としていました。しかし、互いに親密な関係になっていくと、真昼から周との関係を示唆するような発言を学校でしていきます。
そして最終回。体育祭の借り物競争の際、周が拾った借り物のお題は「一番美人だと思う人」、真昼のお題は「大切な人」でした。
真昼はこのお題を見たとき、迷いもせず一直線に周のもとに行っていました。それほど、真昼が周のことを大切な人だと心から思っているんだなと感じ取れました。
物語の途中、「もう付き合っちゃえよ」と正直何度も思いましたが、これほど長い間平行線の関係でいたからこそ、二人が結ばれたのかなと今では思います…!
『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の第二期の制作がすでに決定しています!放送時期はまだ発表されていません。
今後、結ばれた二人でどのような物語が生まれるのか、今から第二期の放送が楽しみです!
公式サイト
ヘッダー画像は、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』第六話より引用(©佐伯さん・SBクリエイティブ/アニメ「お隣の天使様」製作委員会)
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