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アニメ『リコリス・リコイル』を自由に語る!

2022年7月~9月に放送されていた、オリジナルアニメ『リコリス・リコイル』。放送が終了して2年近く経つ現在においても、舞台『リコリス・リコイル』が上演されるなど、まだまだ人気がやまない作品となっています。
今回はこの『リコリス・リコイル』、通称「リコリコ」について自由に語っていこうと思います!

※この記事にはネタバレが含まれています。未視聴の方はご注意ください。

『リコリス・リコイル』とは?

『リコリス・リコイル』第一話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

平穏な日々――その裏には秘密がある

犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(Direct Attack)」。
そのエージェントである少女たち――「リコリス」。

当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。

歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束、
優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。

ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、
こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、
「リコリス」らしからぬものばかり。

自由気ままな楽天家、
平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、
二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

『リコリス・リコイル』とは、A-1 Pictures制作のオリジナルアニメです。

8年連続世界一の治安の良さを誇る日本でしたが、その裏には「DA」という秘密組織がありました。「DA」が運営しているエージェント少女である「リコリス」が犯罪者が犯罪を犯す前に存在ごと消し、犯罪を表に見せないことで治安の良さを維持していました。

物語は、東京都内に佇む一軒の喫茶店「喫茶リコリコ」の店員である「千束ちさと」と、喫茶リコリコに新たに店員としてやってきた「たきな」を中心に進んでいきます。二人は、表では喫茶リコリコの店員として働き、裏では最強の「リコリス」として犯罪者の暗殺などを行っています。

「リコリコ」の人気の要因としては、千束とたきなの連携があるのではと思っています。二人はバディとして、常に一緒に行動していき、互いに互いを見て様々なことを学び合っていきます。

各話を振り返る

ここからは、『リコリス・リコイル』の各話を振り返っていきます。アニメを視聴になったうえで、閲覧してください。

1.「Easy does it」

『リコリス・リコイル』第一話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

日本の治安を守る秘密のエージェント「リコリス」である井ノ上たきなは、ある事件をきっかけに喫茶「リコリコ」への転属が命じられる。超優秀なNo.1リコリス(?)の千束とバディを組み、DA復帰を目指し意気込むたきなだが、リコリコでの仕事はひとクセもふたクセもあり!?

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

この回は、千束とたきなが初めて出会う回でした。最初に、リコリスの仲間が犯人によって人質にされているところを見たたきなが、DAからの待機命令を無視して銃を乱射するシーンから始まります。
この時、他のリコリス(春川ふき)は「待機命令」を破ったたきなに対し、きつい一発を入れてましたね…。確かに、いくら人質自身が「私は構わないから撃って!」と言っていて、かつ結果として人質には弾は当たらず傷もなかったとしても、容赦なく銃を乱射すると人質に命中する可能性もありますし、明らかに危険な行為であり、ふきのこの行動もわかる気がします。

この命令を破ったことが原因で、DAから転属の命令が出されるたきな。転属先として、「喫茶リコリコ」に行くことになりました。喫茶リコリコには、最強のリコリスと言われている千束が居り、ここで初めて対面します。

喫茶リコリコの従業員の癖の強さに若干引き気味のたきなが面白いです(笑)

第一話の後半で、さおりさんという女性が千束とたきなに付きまといが怖いので一緒に歩いてほしいという依頼がされ、その依頼をこなします。が、その道中、さおりさんが怪しい男たちに誘拐されかけます。
たきなは、その怪しい男たちに向かって銃を放ちますが、千束は冷静に対象を非殺傷弾で撃っていきます。ここのシーン、本当にかっこいいんです…!!

2.「The more the merrier」

『リコリス・リコイル』第二話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

トップハッカー・ウォールナットからリコリコに依頼が舞い込んだ!同業者のハッカーから命を狙われ、国外逃亡を手助けしてほしいという。リコリコのメンバーは力を合わせてウォールナットを逃がそうとするが、千束たちに厳つい武装集団が襲いかかり……!?

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

第二話は、謎のトップハッカー「ウォールナット」の依頼をこなす話となっています。全体的にアクションシーンが多めの話ですね。
ウォールナットは前の第一話の最後のほうにちょっとだけ登場しており、エンディングのクレジットにも表記がありましたが、その際はキャストの名前にモザイクがかかっており、中身が誰なのかが隠されていました。

同業者から命を狙われているため、国外逃亡をしたいというウォールナット。千束とたきながウォールナットが運転する車に一緒に乗り込み、護衛をしますが、途中で車ごと乗っ取られ運転ができなくなってしまいます。
急加速し海の目の前まで行ってしまい、車が海に落ちそうになります。かろうじて脱出した三人は、近くにあった廃墟のスーパーマーケットに身を潜めます。

ここで千束の戦闘シーン!目を大きく開き、相手の銃から放たれる銃弾の軌道を見て避ける。そして、非殺傷弾を百発百中で命中させる。さすが、歴代最強のリコリスと呼ばれる千束なだけあります。戦闘の後、敵を死なせないために治療をする千束。戦闘の際に使用しているのは普通の銃弾ではなく非殺傷弾ということもあり、千束は人の"死"というものを大いに嫌っているのがよく分かりますね。

そして、廃墟から脱出する三人。先行してウォールナットが廃墟の建物から出ると、待ち構えていたかのように多くの銃が撃ち込まれ、血を流し倒れてしまいます。
救急車で搬送されるウォールナットとそれを見守る千束とたきな。その時、いきなりウォールナットが起き上がり頭を外すと、中にはミズキが…!!しかも、救急車を運転しているのはミカ!ここは予想外の展開でした。

ウォールナット本人はというと、ウォールナットが大事そうに持ち運んでいたキャリーバックの中にいました。中には小さな女の子が…。
名前を「クルミ」といい、いろいろあって喫茶リコリコで一緒に暮らすことになりました。

すごい予想外の展開が重なって起きた回でしたね…。あと、個人的にクルミほんとに好きです。

3.「More haste, less speed」

『リコリス・リコイル』第四話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

健康診断と体力測定のため、しぶしぶDA本部に行くことになった千束。それを聞きつけたたきなも、DA復帰の直談判をするためついていくことに。たきなと一緒に千束も掛け合うが、まったく聞く耳を持たない司令。さらに、元パートナーのフキは新しい相方と組んでいて……。

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

第三話では、千束とたきなが健康診断と体力測定のためにDA本部に行きます。千束はともかく、たきなは第一話のような出来事がありますし、実際DA本部への復帰を希望しているので、なんともやるせない気持ちそうです。
周りのリコリスもたきなを見てひそひそと陰口を言っています。

DAの司令官である楠木くすのきに直接DA復帰について話すが、「そんなことを言った覚えはない」ときっぱり言われる。。周りからも冷たくあしらわられ、たきなが不憫で仕方ありません。

ただ、唯一たきなの相談をまじめに受けているのが、相棒の千束です。本当に最高の相棒ですね。

そんな中、千束&たきなとフキ&サクラ(乙女おとめサクラ)との模擬戦が開催されます。ただ、たきなは少し遅れての登場。たきなが来るまでの間、一対二で戦うことになりました。

この模擬戦の中でも、千束は実戦のように弾をよく見て避けています。千束、動体視力が良すぎる…。

そして、決心がつき模擬戦に途中参戦するたきな。千束が弾を避けることを信じ、千束の後ろにいたフキとサクラに命中させる!!このシーン、お互いの信頼関係が無いとできないもので、お互いの信頼関係の厚さがよくわかります。

そして、帰りのシーン。今まで表情が緩まなかったたきなが、緊張がほぐれたのか、ふいに表情が緩んでいます。いいシーンですね…!

4.「Nothing seek, nothing find」

『リコリス・リコイル』第四話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

DA本部での一件以降、順調なリコリコライフを送る千束とたきな。そんなある日、千束はたきなの下着が■■■■■なことに気づく……。自分のことに無頓着すぎるたきなに呆れた千束は、たきなをショッピングに連れ出すことに!

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

伝説の「さかなー」「チンアナゴー」回です。パンツ回でもあります。

銃を撃って敵を倒すというVRゲームをやる千束とたきな。たきなが普段のリコリスの活動の癖で意味もなく動き回ると、スカートが偶然巻き上がりパンツが千束に見えてしまいます。
わわわ…なシーンかと思いきや、なんとたきなが履いていたパンツは男性用。ということで、千束がたきなに女性用のものを履かせるためにショッピングに連れていきます。

ちなみに、VRゲームで戦っていた敵はフキだったみたいですね(笑)

服選びをする二人、千束がハイテンションで面白いです。それと対照的にたきなは何が起きてるのかあんまりよくわかってない感じ。このギャップもまた面白いです。

いいものを買って、その帰り道にカフェに寄る二人。おしゃれなカフェにあるような長い名前のスイーツを平然と頼む千束。めっちゃくちゃおいしそうに食べている中、後ろに座った外国人が何やら困ってる様子なのに千束が気付き、近寄ります。ここですらすらと英語を喋れる千束、かっこいい。

その後、水族館に行く二人。チンアナゴやタツノオトシゴを見ていく中、たきなが千束に様々なことを聞きます。その中で、千束は「人探し」をしていると言っていました。千束にペンダントをあげた人物、そのペンダントをもらった人は何らかの才能があるということみたいです。
この「ペンダント」、後々とても大事なアイテムになっていきます。

水族館を楽しんでいる中、近くの地下鉄の駅でテロ事件が起きます。首謀者は真島まじま。この人物も後々重要な存在になっていきます。

5.「So far, so good」

『リコリス・リコイル』第五話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

今回の依頼主は、身体を機械に繋がれた男・松下。自分の先が長くないことを知った松下は、故郷である日本に観光のため訪れる。その護衛を依頼された千束たちは、松下の東京観光を全力でサポート!そんななか、たきなは千束のとある事実を知り——!?

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

今回の話では、車いすに乗った「松下」という男の護衛&観光の依頼をこなしていきます。

第五話の冒頭、千束の心臓が「人工心臓」であるという会話がされます。新たな事実です。たきなが驚くのも無理はありません。

千束は松下さんを観光案内するのに、わざわざパンフレットまで作るほどワクワクしてる様子。
隅田川の水上バス、浅草寺、皇居という東京の定番の観光地を巡り、そして船から完成間近の延空木えんくうぼくを見るなど、観光を満喫してますね。

そんな中、ミカとクルミが会話をしています。「アラン機関(千束にペンダントをあげた団体)が千束に"命"と引き換えに世界への"使命"を与えられた」、とクルミが話します。この段階ではあまりよくわからない発言ですね…。何か裏がありそうです。

観光を楽しむ松下さんと護衛を担当する二人、その近くに静かに暗殺することから「サイレントジン」と呼ばれるジンという人物が…。ミズキが発信器をつけに行くが、ばれて拘束されてしまう。

たきなと千束が松下さんを守るためにジンと戦います。そして、二人の力でジンを無力化!しかし、松下さんの本来の依頼はジンを殺すことであったことが判明します。ただ、千束は非殺傷弾を使っているので殺されることはありません。殺すことはないと分かったとたん、松下さんの反応がなくなります。
なんと、まさかの、「松下さん」という人は存在せず、車いすに座っていた人は薬物中毒の患者で、しゃべっていた人物はインターネット経由でどこかから喋っていたことが判明します。

千束はせっかくパンフレットをつくったのに…とがっかりとしますが、たきなが励まします。第三話のときの逆…ですね。

最後に、たきなが千束の人工心臓を確かめようと、千束の胸に耳を当てるシーン、好きです。

6.「Opposites attract」

『リコリス・リコイル』第六話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

リコリスが連続で襲われる事件が発生。単独行動を避けるべく、たきなは千束の家に泊まり込むことに。ところが、初めての二人暮らしは予想外のことばかりで!?一方、DAが持つ情報をこっそりと探っていたクルミは、リコリス襲撃事件の意外な真実に迫る——。

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

リコリスの連続襲撃事件を受け、一話や二話の冒頭に少しだけ出てきていた千束の家に、たきながしばらくの間暮らすことに。

共同生活を送るため、たきなと千束の家事分担をじゃんけんに決めることに…。しかし、千束が全勝。千束、戦闘だけでなくじゃんけんも最強だなんて…。ほんとすごい子。
と思いましたが、実は千束は「最初はグー」の時に相手の手の筋肉の動きを見て、次に出す手を予測しているとのこと。自分の能力を使ったズル技ですね。

そのころ裏では真島とロボ太が何やらしていますね。ドローンを駆使し、リコリスの実態を調査しているとのこと。怪しい。

そして、後半では配達に一人で出かけた千束を、真島たちが追いかけ始末しようとします。が、さすがは歴代最強のリコリス、そう簡単にはやられません。
そこに、たきなが応戦。そしてミズキの運転する車で迎えに来ます。千束&たきなのコンビネーションだからこその戦い方なんでしょうか…。

最後には、千束とたきなが再びじゃんけん対決。上で書いたような手法で千束は相手が次に何を出すかわかっていたので、今回は「最初はグー」はなしでじゃんけんをして、見事たきなが勝利。ここのたきなの喜び方、かわいすぎます。

7.「Time will tell」

『リコリス・リコイル』第七話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

ミカの元に一通のメールが届いた。たまたまメールを覗き見た千束は、楠木が自分をDAに連れ戻そうとしているんじゃ!?と勘繰り騒ぎ立てる。計画を阻止するため、リコリコの4人は力を合わせ、ミカには内緒で待ち合わせ場所のBARに突撃する!

『リコリス・リコイル』公サイトより引用

ミカがある人物とおしゃれな店で待ち合わせしていることを、千束がミカのスマホをのぞき込んでしまい判明。

千束はDAの司令官、楠木と会って千束をDA本部に連れ戻そうとしているのではという仮説を立て、突撃してみることに。
ただし、実際にミカが会っていたのはアラン機関の吉松シンジでした。

シンジが千束にペンダントを与えたことを知ると、千束はシンジにずっと伝えたかった「ありがとう」という言葉を伝えます。

シンジ的には、千束に与えた”使命”というものがまだ果たせていないため、なんとも微妙な感情だったんだろうなと思います。

8.「Another day, another dollar」

『リコリス・リコイル』第八話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

リコリコが深刻な赤字経営と知ったたきなは、自ら経理担当に名乗り出る。やたら弾を無駄撃ちする千束の制止や、店のメンバーのフォローまで完璧にこなすたきな。さらに新メニューまで考案するが、そのメニューはなんとも形容しがたい形をしていて!?

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

千束のスペシャルパフェ!を見たたきなが、「喫茶リコリコ」の収支を見ると…、なんと赤字。千束がパフェを出したり、クリーナー(始末した犯罪者の片付けをする清掃屋みたいなもの)をたくさん使ったり、非殺傷弾を大量に使ったりするなどして、だいぶ支出が激しいらしいです。
このままだと喫茶リコリコが危ない!とのことで、たきなが経理を担当することになります。

たきながいろいろな施策をして、経理状況を改善しようとする中、たきなはパフェの新商品を考案します。が、その見た目が完全にアレです。うん。(見た目はアニメを見てみてください)

しかし、その見た目が面白いとのことでSNSでバズり、めちゃくちゃ売れます。
そんな中、たきなはついにSNSのつぶやきを見てしまいます。あっ…。

話は変わり、千束は真島の奇襲を受ける。銃を向けられているのにもかかわらず、平然と話をするこの感じ。まさに千束らしいというかなんというか…。そして、真島もまさかのアラン機関からのペンダントを持っていた…。なぜ?

そしてラストシーン。健康診断に行った千束を注射で眠らせ、人工心臓に電流を流されます。

9.「What’s done is done」

『リコリス・リコイル』第九話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

千束の人工心臓が狙われた。バッテリーの充電ができなくなったことで、千束は余命を宣告される。替えのない人工心臓の手がかりを追うクルミは、ミカに当時のことを尋ねる。一方、DAは大規模な真島の討伐作戦を控え、千束を本部へと呼び出すのだった。

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

前回の話で、千束を眠らせ人工心臓に電流を流していた。その結果、人工心臓に大幅な負荷がかかり外部とのアクセスができなくなり充電もできなくなった。
幸いにも充電がされたばかりだということで、あと二か月程度は持つとのこと。つまり、余命宣告ですね。

ここの千束の何とも言えない表情、そしてたきなの焦りと悲しみの表情、表現がすごいです。

千束の"死"が迫っていると感じたたきなは、どこか浮かない表情です。当たり前です。戦闘の時も日常生活においても、ずっと一緒にいた相棒ですから。

ここで千束の過去の記憶が流れます。心臓が弱い小さなリコリス、千束がシンジとミカに見つけられます。このまま死んでしまうと、彼女の"殺しの才能"が無駄になってしまう。シンジもミカも、千束のことを殺しの道具として見ていた。
そして、人工心臓に変えられた千束。千束に大きな使命、すなわち人殺しの使命を与えたシンジ。このことを知った千束は、なんとも言えない感情だったのでしょう…。

そして、たきなにDAからDA本部への復帰が命じられます。念願でしたが、たきなは複雑な気持ちのようですね。

10.「Repay evil with evil」

『リコリス・リコイル』第十話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

千束はミズキやクルミが自分のことに囚われないよう、喫茶リコリコの閉店を切り出す。その頃、DAに戻ったたきなは千束の命を救うため、真島を足掛かりに吉松を追おうとしていた。ついに真島の依頼者を捕らえ、アジトに潜入するが……?!

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

「喫茶リコリス」がついに閉店。千束は自分のことで時間を取らせたくないということ。
翌日、喫茶リコリコの閉店のお知らせの掲示を見た常連客が焦って中に入ってくる。告知なしで閉店するのを決めたのか…。常連客にとっては、昨日まで行っていたお店が急になくなるっていうことですもんね。

完成した延空木の前で式典が行われている中、真島がその画面とテレビ放送を乗っ取り、リコリスの存在を暴露してしまう。
千束に楠木とロボ太から同時に着信。楠木からはすぐにDA本部に戻るように指示。ロボ太からはシンジを人質として、戻らないように脅迫。
千束はどっちを取る…?

11.「Diamond cut diamond」

『リコリス・リコイル』第十一話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

真島を止めるため、DAのリコリスたちが延空木に乗り込もうとしていた。作戦直前、楠木から千束と連絡がつかないと聞かされたたきなは、急いで喫茶リコリコに向かう。しかし、ロボ太からの脅迫を受けた千束とミカは、人質に取られた吉松の救出へと向かい――。

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

クルミとミズキが海外に行くために飛行機に乗っていたところ、クルミが千束の心臓がもう一つ存在することに気付き、ミズキを呼び戻す。

一方千束とミカは、シンジの救出に向かうため電波塔事件の現場である、旧電波塔に向います。

たきなは延空木にてテロ事件の対処任務中だったが、クルミからの一連の連絡を受け、旧電波塔に向かいたいとフキらに申し出ます。フキからは「この任務を放棄すればDAには一生戻れない」と言われますが、それでもたきなは、千束を救うために旧電波塔に向かう決意をします。

今までたきなは、DA一直線といった性格だったのにもかかわらず、喫茶リコリコで千束に出会ってからは、本当にいろいろ変わったなと見て取れます。

そして、旧電波塔内で真島と一騎打ちに。しかも、真っ暗になったせいで視界も悪いです。

そんなとき、たきながシャッターを打ち破り、間に入ります。このシーン、本当にかっこいいです!

12.「Nature versus nurture」

『リコリス・リコイル』第十二話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

旧電波塔で真島との戦いに苦戦を強いられる千束だったが、間一髪のところでたきなが駆けつける。一方、真島の策略により存在が世間に明かされてしまったリコリスたち。本部では楠木の指揮権が剝奪され、延空木にいるフキたちリコリスを処分するという決断が下されていて……?!

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

真島を動けなくした千束とたきな。その後、千束は人質だったシンジのもとへ向かいます。

たきなは、シンジに銃を向けます。目的はたった一つ。シンジが持っている千束のもう一つの心臓を手に入れるため。
だが、シンジが持っているもう一つの心臓は、シンジの体の中にあり、シンジは「私を撃って手に入れなさい」と言います。

シンジはアラン機関として、シンジ自身の命と引き換えに千束に「人殺しの使命」を果たさせようとしているのです。

しかし、千束はシンジを撃つことなど当然できません。結局、シンジの思惑は失敗に終わってしましました。

一方、延空木では真島が日本中にリコリスの存在をばらまいたため、DAの実働組織「リリベル」によりリコリスの排除が始まろうとしていました。リリベルの前に千束が現れると状況は一変、指令により撤収が始まりました。それほど千束はDAにとって重要視されている存在のようですね。

そして、動けなくさせられた真島は、縄をほどき千束と最後の戦いに挑む。

13.「Recoil of Lycoris」

『リコリス・リコイル』第十三話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

延空木での事件も一件落着——と思われたその時、旧電波塔で倒したはずの真島が、再び千束の前に現れた。延空木に爆弾を仕掛けたという真島は、爆破を賭けて千束に一対一の勝負を挑む。千束自身のタイムリミットも迫るなか、最後の戦いが始まる——。

『リコリス・リコイル』公式サイトより引用

真島は延空木に爆弾を仕掛けたとのこと。起爆する前に真島と決着を付けなくてはいけない。

スクリーンには、起爆までと思われる制限時間が表示されています。途中、真島は千束と命がけの全力勝負がしたいと休憩時間を設けます。

真島は、やたらと「バランス」というものを気にしていますね。自然な秩序、すなわちバランスを崩している存在、「リコリス」。バランスを壊しているからこそ、この存在が気に食わない。だからこそ、国家から隠されているリコリスの存在を世間に広めようとした。

真島と千束が戦っている中、ミカはシンジのもとへ行っていました。シンジは、千束からペンダントを返され、自身の心臓を奪っていかなかったことにショックを受けている様子。最後、ミカはシンジに銃を突きつけ、遠くからシンジたちがいたところから閃光が見えた。

そして、真島と千束の休憩時間が終わり、最後の戦いへ。ここで、バックでOP曲が流れるというめちゃくちゃかっこいい展開に。
起爆時間が迫る中、互いに銃を撃ちあう。そのとき、延空木のガラスが割れ、互いに落ちそうになる。これをチャンスと見た千束は、真島を銃で撃ち下へ突き落す。その反動で、千束も下へ落ちる。
その瞬間、ぎりぎりで間に合ったたきなが拘束ワイヤーを千束に向け発射し、なんとか落下は免れました。

そして、起爆時間が0秒になった途端、周りからはきれいな花火が打ちあがりました。この描写、本当に好きです。
真島は、当初から延空木のことを破壊しようとしてはいなかったのでしょうか…。

そして時は経ち、たきなは宮古島へ。ターゲットを森の中で発見し、互いに銃を撃ちあうが、ターゲットは千束でした。

最終話、これはアニメで自分の目で見てほしいです。描写から何まですべてがいいので。


『リコリス・リコイル』第十三話より
©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

いかがだったでしょうか。

『リコリス・リコイル』は、なんと新作アニメーションの制作がすでに発表されています。続報はまだ発表されていませんが、今後が楽しみです!

この作品は、伏線がきれいに隠されており、かつ考察要素も多数あります。大体のものは作中で回収されて行きましたが、まだリコリスとリリベルに並ぶ第三の組織である「花葵」のことや、アラン機関とDAとの関係性など、まだまだ未回収の謎もたくさんあります。

これらも、続編で回収されるといいな~と思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました!
ぜひ『リコリス・リコイル』、見てみてください!

関連リンク

公式サイト

アニメ公式note

アニメ公式X

TVアニメ『リコリス・リコイル』公式(@lycoris_recoil

「喫茶リコリコ」公式X

喫茶リコリコ(@LYCO_RECO

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©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11

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