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手のひらの歌7

 野道で春がきたよと歌う菜の花は、カロチンやビタミンを多く含んでいる。食べると免疫力が増して、ガンや風邪の予防効果がある。
 鉄分が、貧血や美肌によく効く。良質なたんぱく質やビタミンをはじめにミネラルが多い。見て楽しい、食べて美味しい、春一番の健康食品である。

菜の花(なのはな)は、アブラナ科アブラナ属の花の総称である。特に、アブラナまたはセイヨウアブラナの別名としても用いられる。

 また、菜花(なばな)は、ナタネカブハクサイキャベツブロッコリーカラシナザーサイなど、アブラナ科アブラナ属で、主として花や葉茎を食するものをいう。

 菜の花の「菜」とは、食用の意味であって、菜の花とは食用の花の意味である。コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなどは、葉を若どりして食べるもので、そのまま育てて薹(とう)立ちさせると、黄色い花が咲いて花蕾を食べることができる。

 なお、アブラナ属以外のアブラナ科の植物には、の花を咲かせるものがあるが、これを指して「白い菜の花」「ダイコンの菜の花」ということもある。
 紫の花を咲かせるオオアラセイトウは別名で、「紫色の菜の花」を意味するムラサキハナナの名でも呼ばれている。

 中国では、菜の花は菜種油の原料、食用、集成材の原料として用いられる。羅平県のカルスト地形に並ぶ菜の花畑は、観光資源にもなっている。

 菜花は、春の訪れを告げる、ビタミン豊富な花野菜で知られる。アブラナは菜種油の原料となる。


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