さくらの不思議発見!和歌山哲学珍道中

こんにちは〜、さくらで〜す。
最近ね、南方熊楠っていうすっごい変わったおじさんの本を読んだの。
それがね、めちゃくちゃ面白くって!
「よ〜し、和歌山に行って熊楠さんの足跡を辿ってみよう!」
って思い立っちゃったのよね。

というわけで、私の和歌山哲学珍道中、始まりま〜す!

## 1日目:熊楠さんとの出会い、田辺へ

今日は田辺市に到着。
熊楠さんが晩年を過ごした南方熊楠顕彰館に行ってきたよ。

わ〜! 熊楠さんのノートがいっぱい!
文字がちっちゃくて、虫眼鏡がないと読めないよ〜。

館長さんが言うには、熊楠さんは「森羅万象に神秘を見出した人」なんだって。
へ〜、バタイユさんの「内的体験」みたいだね。

夜、宿で熊楠さんの日記を読んでたら、こんな言葉を見つけたよ。
「一枚の葉っぱの中に、宇宙がある」

うんうん、西田幾多郎さんの「絶対矛盾的自己同一」みたいだね。
明日は、熊楠さんが歩いた森を探検してみよう!

## 2日目:南方熊楠が愛した森で

今日は、熊楠さんがよく歩いたっていう森に来たよ。
わ〜、苔がいっぱい!

熊楠さんは、この小さな苔の中に宇宙を見ていたんだって。
しゃがんで苔をじ〜っと見てたら、なんだか吸い込まれそう。

ふと思ったの。
これって、道元さんの「現成公案」みたいかも。
今、ここにある苔が、全てを物語ってるんだね。

夕方、地元のおじいちゃんから面白い話を聞いたよ。
この辺りには、修験道の人たちもよく来るんだって。
明日、ちょっと修験道を体験してみようかな。

## 3日目:修験道との出会い

今日は、修験道の体験プログラムに参加してみたよ。
うわ〜、滝に打たれるなんて寒い!

でもね、滝に打たれてるうちに、なんだかスー っと心が澄んでいくの。
これって、安吾さんの言う「堕落」の真逆?
でも、どっちも「本当の自分」を見つける方法なのかも。

山を登りながら、熊楠さんの言葉を思い出したよ。
「自然と人間は一体である」

そうか! 熊楠さんも、修験道の人たちも、
自然の中に人間の本質を見出そうとしてたんだ。

明日は、いよいよ高野山!
空海さんは何を教えてくれるかな?

## 4日目:空海さんとの対話、高野山へ

今日は高野山に来たよ。
うわ〜、すごい霧! まるで別世界だね。

奥之院を歩きながら、空海さんの「即身成仏」について考えてみた。
今、ここにいる自分が、もう仏さまなんだって。
熊楠さんが苔に宇宙を見出したのも、
同じことを言ってるのかもしれないね。

夜、宿坊で写経体験。
一文字一文字、丁寧に書いていくうちに、
なんだか自分の心の中も整理されていく感じ。

熊楠さん、修験道、空海さん...。
みんな違うアプローチだけど、
「今、ここ」を大切にしてるんだな。

## 5日目:熊野古道を歩く

今日は熊野古道を歩いてみたよ。
ふう〜、坂がきつい!

でもね、歩いてるうちに不思議な感覚に。
足の裏から、何か大きなエネルギーが伝わってくるの。

熊楠さんが言ってた「大地の記憶」ってこれかな?
歩くことも、一種の瞑想なんだね。

道端の石ころを拾って、じ〜っと見てみた。
鈴木大拙さんの「即非の論理」を思い出したよ。
この石は石であって石でない。
なんだか、すべてのものが繋がっている気がしてきた。

## 6日目:熊野那智大社と那智の滝

今日は熊野那智大社に来たよ。
うわ〜、那智の滝がすごい!

滝を見ていたら、熊楠さんの言葉を思い出したの。
「万物流転」
確かに、滝は常に流れてるけど、滝自体は変わらない。
ヘラクレイトスのおじさんも同じこと言ってたよね。

お守りを買ったら、「八百万の神」って書いてあった。
熊楠さんも、自然の中に無数の神様を見ていたんだって。
多神教と一神教、
それとも「神は一つで、現れ方が違う」ってこと?

頭がクラクラしてきた〜。

## 7日目:旅の終わり、そして新たな始まり

最後の日。
和歌山城に登って、この1週間を振り返ってみた。

熊楠さんの博物学、修験道の自然との一体感、
空海さんの即身成仏...。
全部、違うようで同じことを言ってる気がする。

「今、ここ」を生きること。
小さな苔の中にも、大きな滝の中にも、
歩む道の中にも、自分の心の中にも、
全てが詰まってるんだ。

そう考えたら、なんだかとってもハッピー!
明日からの人生相談、もっと楽しくなりそう。

さくらの「和歌山哲学珍道中」、終わり〜。
でも、本当の旅はこれから。
みんなの中にも、きっと素敵な宇宙があるはず。
一緒に探検しよう!

それじゃ、バイバ〜イ!
あ、これって「さようなら」じゃなくて「こんにちは」かも?
ふふふ。


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