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さらすべき負け顔


「東京で必要なのは負け顔と泣き顔」濱家さん′20アメトーク大賞流行語部門9位入賞おめでとうございます。

失敗から学ぶことが多いと分かっておきながら出来ないのは「失敗した自分を認めること」自体が難しいからだ。ということは逆に他の誰かの失敗なら安心して直視できるということでもある。そこに付け入って私の失敗をさらそうと思う。これは結果的に誰かの教訓になったらいいという啓発目的ではなく、あくまで自らの失敗を失敗として認め、受け入れるための私事に終始する。正月休みで何となく心と時間に余裕がある方にこそ読んでいただきたい。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします(一礼)


では早速本題に入ろう。私は小説投稿サイトに作品を出している。今回さらすのはその際の失敗だ。

失敗その①全4部の1部が最大容量の作品
失敗その②スタート(1部)の連載条件がR18
失敗その③予期せぬ恨みを買う


失敗その①全4部の1部が最大容量の作品

文字数換算470840字。私の脳みそは4桁を越えると自動で桁数を指で追うように出来ている。その結果約40万字である事が判明した。神経細胞(ニューロン)の数で比較するとしたらロブスターが10万、ミツバチが100万と言うのだから大したことはない。少なくともミツバチの半分以下の数値と言えよう。言ってどうする。時間換算15時間。これだけの容量のもの、導入だけでも時間がかかるのに、最初からハードルが高過ぎる。ちなみに「ここまで読んでもらえれば能動的に読んでもらえるだろう」の安定期は全93部中23部以降。少なくとも4時間は粘ってもらわなければいけない。どんな苦行だ。

失敗その②スタート(1部)の連載条件がR18

いくら某サイトにて表現の問題上引っかかると言っても、読者側からしたらそもそも来る目的が違う。わざわざR18指定しておいて、何が悲しくて一部表現のために4時間以上待たされなきゃなんないって話だ。もう4時間待てるなら何時間だって待てるさ。何の話だ。

失敗その③予期せぬ恨みを買う

①②だけでもハイリスキーな連載にトドメを刺したのが、某サイトにて「8部辺りまで投稿した段階でつけられた★1評価」だ。今でも総合評価2、8。平均を下回る15時間の作品に、いったい誰が時間を割くものか。この段階でこの作品は沈んだ。一方、わずかな変動を繰り返すブックマークがまだ2件あることの奇跡。この御両名様には足を向けて寝られない。が、どこにいるか分からないので、結果毎日ぐっすり寝ている。両手を合わせてありがとう。


さて、問題は出揃った。じゃあどうするかという話だ。すっぱり切り捨ててしまうのも選択肢の一つ。高いハードルを取っ払って一つ一つ独立した作品にすれば、多少なりとも受け入れやすいに違いない。15時間って。貴重な正月休み一日潰れるからな。あと、印刷して読まないと目潰れるからな。このハードルは限りなく高い。それでも、それを望まないとしたら。

もう腹をくくるしかない。精一杯足掻くしかない。運のいいことにnoveldays(プロフィールにタグ付けしているサイト)で現在「長編青春、文字数無制限」を企画として募集しているため、こちらに全文を転載することにした。R18指定なし。締め切りの1月末に間に合わせるため、ぶっ飛ばして毎日更新中。たまに忘れるけど。

何がうれしいかって、選考の人にだけでも読んでもらえる可能性があること。分厚い面の皮引っ提げて、深々と首を垂れる。少なくともこれで②③の問題は解決される。①については物語導入部分のキャッシュクリアを繰り返した分、オンタイムで連載していた時よりは入りやすくしたつもりだ。

そうして最初にお伝えした通り「これは誰かの教訓になったらいいという啓発目的ではなく、あくまで自らの失敗を失敗として認め、受け入れるための私事」完全なる私信である。改めて自己紹介をしよう。速水詩穂と申します。趣味は小説を書くこと。小説掲載サイト「小説家になろう」「noveldays」にて作品掲載。小説未満の散文をここnoteに書き留めています。そんな散文、あるいは短編を読んでいただいた上で、もし興味を持っていただけたなら、今回取り上げた失敗作にもお付き合いいただきたい。とは言え、

もちろん内容は保証します。「出し方を失敗」しただけで、書きたいこと全てを詰め込んだ心臓、純度の高い自信作です。先程もお伝えしましたが、noveldaysにて連載再開、年齢制限関係なくお読みいただけます。

やだなぁ湿っぽいのは。つかんだ手の跡がしわになって残ってしまいそうだ。元々人に頼るのは苦手で、負け顔も上手く出来ないんだ。申し訳ない。忘れて欲しい。勝手に失敗をさらしてきたが、直接ではなくとも巡り巡ってどこかあなたのプラスになるといい。

でももしそのしわが何となく気にかかるなら、「そのまま忘れてしまってもいいだろうか」と一瞬でも迷ったのなら、もう少しだけお付き合いいただきたい。これは自分ではどうにもならない。誰かに依るしかないんだ。お願い。







助けて。halfloversは私の心臓なんだ。読まれてならともかく、ただの悪意に埋もれたくない。



長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。正真正銘これが自己紹介であり、与えられた輪郭(からだ)ではない作品群こそが私の本当の姿です。


ご縁のあるあなた、またどこかでお会いできることを願って。






P.S.ランダムとはいえ講談社さん「DAYS NEO」にてTwitterで取り上げていただけたこと、有り難く思います。自分ではない誰かの言葉で作品を紹介されるのはこの上無い喜びです。新年早々ありがとうございました。

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