夢日記202404

20240429
暑い国に居る。
周りはカーキ色の砂漠で空はどこまでも青い。
自分は車の助手席に座っていて、運転席にいるのはサングラスをかけた屈強な中年男性の警官だ。

だいぶ離れた場所にくたびれた車が一台止まっていて、二人の警官が慎重な足取りで向かって行くのか見える。

一悶着あった後、小柄な女性が一人、車の中から引きずり出された。
隣の警官がドアを開けて外へ出たので、私も慌てて車の外へ出た。

連れて来られたのは、長い黒髪を一本の三つ編みにして垂らしている、褐色の肌の痩せた中年女性だ。
若い頃はさぞ可愛らしかったろうと思われる顔立ちだが、今はやつれ苦々しい表情をしている。

彼女の足に絡まるように、小さい毛足の短い薄茶色の犬が付き従っていた。
彼女に、この犬は私が預かっておくからと小声で言うと、悲しげに小さくうなづいた。

犬を連れて自分の住んでいる官舎に行くと、施設の従業員も犬を歓迎してくれてホッとした。
首輪に付いている青いタグに、何か文字が書かれているが薄くなってしまって読めない。

彼女に犬の名前を聞いておくべきだったな、と思う。


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