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1.1 「食医」の存在と「未病」という考え方
「薬食同源」、「食は命なり」
「薬食同源」、「食は命なり」と言われるように、東洋医学の世界では、食べることそのものが大変重要視されてきました。
「食養](食材から病気を予防すること)や、病気になったときに回復を早めたり、緩和させることにも食事が用いられてきたことは、皆さんもよくご存じのことと思います。
2000年前の前漢の時代には「食医」というお医者さんが存在し、皇帝や妃が病気にならないよう、普段から日々の体調に気を配り、食材を選び、配合していたという記録があります。
生姜や南瓜、小豆は体を温め、トマトや胡瓜などの夏野菜は体の熱を取り除く、また赤身の肉や魚は造血作用をもたらし、青魚や海藻は血液の巡りを良くします。食材のもつ多くの特性が研究されていたことを、時を超えて現代の私たちが享受できるのは本当にありがたいことです。
食べたものが血となり肉となる
当たり前のことではありますが、日々忙しく、ストレスの多い私達にとって、選んで正しく食べることは結構難しいと感じてしまいます。
そうは言っても、習慣的に食べているものによって、その人の性格や個性までもが形成され、のちには生活習慣病にまで関係してくるとしたら、やはり食べることをおろそかにしてはいけない、という気持になりますよね。
今まさに冬から春へ、季節の変わり目です。
冬のあいだに体中に溜め込んでしまった不要なもの(老廃物や脂肪など)を解毒しようと身体が頑張る季節です。薬膳では、春先には”ほろ苦い”山菜を食べて解毒するのが良いとされています。ここ里山でも、待ってましたとばかりに、ふきのとうが土の中から姿を見せてくれていて、めぐる自然のありがたみを感じます。
皆さまも季節の変わり目、どうぞご自愛ください。