わたしを守る言葉たち【私的名言集】

思い込みの激しいわたしが、思い込みの枷を外して現実を見つめなおすために。
生まれた時から敵だらけの、かくも生きづらい世を生き抜くために。

夜道を照らす光のように、時にわたしを守り、鼓舞してくれる、お守りのような言葉たちをここに並べて詰めておく。

※Fate（奈須きのこ）多め。

「死者は甦らない。起きたことは戻せない。そんなおかしな望みなんて、持てない」
─ 『Fate/stay night』より 衛宮士郎

「───当然だろう、奪ったからには責任を果たせ。」
─ 『Fate/stay night』より 衛宮士郎

「ま、こうして在るんだから良いじゃねえか。生きてる事を悩んでもしょうがねえだろ。
汝、あるがままを行えってな。細かいコトはきにするな。悩みゴトってのはな、『どうして』じゃなく『どうやって』にすべきだろ」
─ 『Fate/hollow ataraxia』より ランサー

「その荷物は誰も持ってやる事はできない。自分で抱えるしかない。人間に支え合う事ができるのは荷物じゃなく、荷物の重さで倒れそうな体だけだ」
「……バゼット、世界は続いている。瀕死寸前であろうが断末魔にのたうちまわろうが、今もこうして生きている。それを───希望がないと、おまえは笑うのか」
─ 『Fate/hollow ataraxia』より アヴェンジャー

「どうして何処にも行けなかったのか。なぜ、悪行を犯していなかったのに、おぬしの人生は苦しかったのか。それは誰のせいでもない。分かるか───それはただ、間が悪かっただけなのだ。
そうだ。おまえ自身の選択も───おまえをとりまく環境も───お前が良しとして、しかし手に入らなかったささやかな未来の夢も。
それらすべてが、たまたまその時だけ、かみ合わなかっただけなのだ。おぬしの人生は、それだけの話である。」
─ 『Fate/EXTRA CCC』より 臥藤門司

「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている。」
─ 『Fate/EXTRA CCC』より カルナ

「どのような人間であれ、己が幸福のために人生をかけるのであれば、俺には尊い光に見える」
─ 『Fate/EXTRA CCC』より ハンス・クリスチャン・アンデルセン

「もし君が罪の意識でどちらかを選ぶのなら、それは間違いだぞ。我々は背負った罪によって道を選ぶのではなく、選んだ道で罪を背負うべきだからだ」
─ 『空の境界』より 蒼崎橙子

「人は生きてるかぎり立ち止まり続けることなんてできやしない。それは望むと望まざるに拘らずあらかじめ決められたことだ。すべてが止まるとしたらそれは宇宙が熱死を迎えてすべてのエネルギーが等価になる瞬間しかない。均衡、辺獄、アポカリプス、あるいは熱力学第二法則……まあ、なんでもいい。とにかくそれはまだまだ到達しない。俺達があと千回生まれ変わってもまだ来ない。だからせめて進む先くらいは自分で選ぶんだ。自らの意思によって選んだ先が今の場所だというならば、途方に暮れる必要はなにひとつとしてない」
─ ある二次創作小説より

「金はすべて光るとは限らない。放浪する者が皆迷っているとは限らない。年老いても強いものは枯れない。深い根に霜は届かない。」
─ J. R. R. トールキン

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことを言う」
─ アルベルト・アインシュタイン

「苦労が人間を気高くするというのは、事実に反する。幸福が、時にはそうすることはあるが、苦労は大抵、人間をけちに意地悪くするものなのだ。」
─ 『月と六ペンス』より

「金が貯まれば善行をするという人は、貯めるお金にキリがないからいつまでも動かない。金がないなら身体で、身体が動かないなら言葉でも。自分の持っているもので人に尽くしなさい」
─ 神社のおみくじ

わたしは、世は無常だが、本質は変わらないと信じている。

「事実はただそこに横たわるのみ。基本的には人間が作り出した幻想、大いなる勘違い」ということだ。

だから、生に貴賎はなく、そこに善悪はない。

命ある限り、それは等しく尊い。そして命は巡るもの。全ては大きな一つの流れでしかなく、そこに個別の意味を与えるのは、ただの人間の勘違いである。

そしてその勘違いこそが、時に人を生かし、救う、尊いものであることも知っている。

これらは「自分は生きていてはいけない」「生まれたことがそもそもの間違い」「わたしは幸せになってはいけない」……そう思い続け、自らを勘違いの檻に閉じ込めていたわたしを「生きること」に引き戻してくれた言葉たちだ。

それでもまだ迷うし、いつも勘違いばかりだけど、これらを思い出すとき、それでも生きていこうと前を向き直せる。

この中のどれかひとつでも、あなたに響くものがあったらいいと願う。

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