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過去世見たらめちゃくちゃ性癖に刺さる男に出会った話

「好きな/嫌いなキャラは自分の投影」というのは、これまでもキャラクター考察などする中で感じてはいたのですが、まさか過去世レベルで実感させられるとは思わなかったよ……。

クリスタルリモートビューイング(以下クリモ)というセッションで、過去世を見てきました。(聞かなくてもこの記事は読めます)

過去世を知る方法としては、主にビジョンを見られる人に見てもらってそれを聞く方法と、ナビゲーターに誘導されて自分が変性意識状態になりビジョンを見る方法がありますが、クリモは自分で見るタイプのセッションです。

ヒプノセラピーをカジュアルにした感じで、120分で2〜3つの過去世を見ます。過去世で負った傷を癒やしたり、過去世で感じていたポジティブな感情や使えていた能力をダウンロードしたりもできます。

6月のはじめ、2度目のクリモを受けてきました。はじめて受けたのが今年の1月なので、約半年ぶりです。

今回のセッションの大きな目的としては「ある恐怖心の原因を辿り、癒やす」という至極真面目なものでした。

しかし、その時見た過去世のうちのひとつがめちゃくちゃ性癖に刺さるという事に気付き不覚にも萌えてしまい、オタクとしての自分の業深さを感じざるを得ませんでした……🙃

実は、結構自分の核に迫る内容だったので、受けたあと数日間はその事を繰り返し思い出し考えていました。その時にふと「あれ、この人めちゃくちゃ性癖に刺さるな……!?」と気付いてしまったのです😇

おまけに今の自分にめちゃくちゃ近い性質を持っていると感じていた人でもあるので、「アレ、結局自分が性癖に刺さって、る……?」となってしまい、即賢者モードに。

同時に「よく『好きな/嫌いなキャラは自分の投影である』って言うけど、ほんとなんだな……🙃」としみじみ感じ入ってしまいました。

しかし、改めて自分と切り離して考えてみても、やっぱりフィクションのキャラクターとしても属性盛りすぎ感が否めない人で、しばらく「私の過去世刺さる……めちゃくちゃ刺さる……」とうわ言のように繰り返していました。

セッション後しばらくは過去世の人格は表層意識にいるのですが、その様子を見た本人に呆れられてしまう程度には頭がアホになっていました。

という訳で(?)推し語りならぬ過去世語りをしたいと思います。(本人に許可は得ました)

過去世で見られたという事は実在の人物の可能性がなきにしもあらずですが、あくまでネタとしてお楽しみいただければ幸いです。一緒にしんどくなりましょう😊←

欧州の貴族階級の人だった

まず性別は男性。職業は実業家と言っていました。

時代は産業革命の頃。貴族の末裔で、権力はないが資産はあり、社会が変わる激動の時代にあって、先祖代々蓄えた資産を、新規事業や産業の発展に投資していたそうです。

最初に見た場面がちょうど30代半ば?前半?くらいなんですが、これがまた仕立てのいいスーツ着てるんですよ。シルクハット被って、ステッキとか持ってる。これ私の雑な貴族のイメージがそう見せてるだけかもしれませんが、いいですよね……紳士の装い。

これを聞いただけだとめちゃくちゃスゴイ人感があって、自分でも「嘘やんめっちゃ成功しとる〜〜〜」と思いました。(なお今生)

しかし、この過去世を見る目的は「恐怖心の原因」を辿る事。
一見、社会的成功を収めていますが、生まれ変わっても引きずるほどの根深い恐怖心を内に秘めているとなると、めちゃくちゃギャップ萌えじゃないですか。(いや、おまえのブロックの話なんだが????)

表面的には金銭欲が少なく感情に乏しい氷のような男

さて、仕事の話を聞いた時に、ナビゲーターさんが「仕事は楽しいですか?」と問うてくれました。

それに彼はなんて答えたかと言うと、

「必要とされているところにお金を渡して、発展させるのはやりがいは感じるけれど、それは自分がお金を持っていて、必要とされているからやっているだけ」とのこと。

楽しいかと言われると……楽しくはない、というより、仕事に「楽しさ」を求めた事もないし考えた事もない、と言う感じでした。(問われて初めて考えた感すらあった)

また、重なっていた意識で感じたのは、金銭をはじめとした物質的欲求がめちゃくちゃ乏しいという事。その上、感情もあまり動かない感じでした。必要とされるところに、投資する。そこに情熱もなければ好悪もない。

「社会のより良い発展」みたいな理想はあるっぽかったですけど、個人に還るタイプの欲求は仕事においては皆無な人でした。

没落貴族って過去の栄光にしがみつくタイプの人が多いイメージですが、この人は自分の資産を惜しみなく投じる珍しいタイプ。

どうやら彼の親が、典型的な貴族タイプで、そういう親を見て育った彼は貴族主義的な感じが好きではなかったらしいです。また、時代の変化もいち早く感じていて、もう既に旧い価値観が通用しないと気付いていたため、元々資産を独占するつもりはなかったっぽい。

ところで、30代前半で、既に家の資産を自由にできる身とは。年齢的にはまだ親が健在でもおかしくはない訳なのですが。

「今の状況について家族はどう思っているのか」とナビゲーターさんが問うたところ、

「別に何も。というか、もういない」
「色々うまくやって早く死んでもらった」

との事。

……というか、これ私がついソフトな言葉を選んじゃったのですが……まあ平たく言うと、食事に毒とか盛りましたよね。うん。じわじわ効いて証拠が残らないタイプのやつ。どうにも博学で医学の知識もあったそうで……。

私の過去世、こういう倫理観の吹き飛んだ頭のいい人多いな????

あと余談ですが、過去世の人物の性格によっては、感情がっつり乗っ取られて口調まで変わる事があるので、言葉を選ぶ余地を残してくれてたと考えるとそういう意味でも紳士的で萌えますね。

話を戻します。

これ以外にも、色々と自分が自由に動けるように根回ししたそうです。

感情はあまり表に出さないし個人の欲求に乏しいですが、成し遂げたい目的と理由があれば、手段を問わず行動するタイプ。

自分の思う通りに状況をコントロールするためには手段を選ばない冷徹さは、ただ無感情なだけ……という感じとはちょっと違って見えてきますよね……。氷のような男、と表題には書きましたが、実際にはその内側に抱えている強い衝動が見え隠れします。

とは言え、親をコロコロした理由は、おそらく私情だけではなかったと思います。貴族が落ちぶれたり、社会的な背景も考慮した上で、決断したかと。いわゆる演算結果ってヤツ……SFのラスボスになってディストピア構築するタイプだなコレ。

恐怖心の正体、内側に抱える激情

仕事の話ばかりでしたが、この過去世を見に来た理由は恐怖心の原因を探るため。これから核心に迫っていきます。

散々ぼかして来ましたが、具体的に何に対する恐怖心かと言いますと「ありのままに自己表現する事に対する恐怖心」です。

こんなに仕事に邁進して無感情な彼の「自己表現」とは何なのか……? と思っていたら、屋根裏のような薄暗くて埃っぽくて狭い部屋のビジョンが見えてきました。

そこにあったのはキャンバスに油絵の具でなぐり書きされたような絵や、風景をスケッチした絵。テイストとしては抽象的なものが多かったですが、かなりの枚数がありました。

画家としての活動はしておらず、あくまで趣味として。しかし、絵を描いている事は使用人すら知らないとの事。

「既に富があるのに、わざわざ絵で社会的評価を得る必要はない」とうそぶくものの、裏には「社会に求められない事をやっている後ろめたさ」がありました。しかし、その後ろめたさがあっても、やめられない。

彼の絵は、落ち着いて穏やかに空想に耽るとか、没頭するとかそういう感じではなく、うちに燻った感情や激情をぶつける先でした。

「普段感情が動かないぶん、そこでバランスを取っているならいいじゃないか」と本人は言っていましたが、自分の作品は好きになる事はなく、できた絵も額装する事なくほったらかしでした。とはいえ、処分する事もしない。

重なっている意識でも、感情が乏しくて本心が読みにくかったです。
本当に絵を描いている時だけ感情が噴出するような人でした。(しんどい……)

好奇心旺盛な少年が屈折した出来事

おそらくこの生においての「自己表現」とは「絵画」の事なのだと思います。

さらに深堀りしていくと、恐怖心の原因は、彼の少年時代にありました。

少年時代の彼は、全盛期の無感情さからは想像もつかないほど無邪気で好奇心旺盛な子供でした。貴族としてのしきたりに良くも悪くも囚われない天真爛漫さで、上下関係を気にせず接するような子供でした。織田信長のうつけぶりをマイルドにした感じ、みたいな。

そして貴族の家といえば肖像画のイメージですが、彼の家にも中年くらいの男性肖像画家が来ていました。彼は、その肖像画家の事を「先生」と慕い、仕事道具である筆と絵の具を借りて、絵を描いていました。
肖像画家は、自分の絵を見て楽しんでくれ、「あなたには才能がある」と褒めてくれたそうです。

しかしまあ、絵の具で服はめちゃくちゃ汚れる訳で……それを見た父親に叱られてしまいます。

「くだらない」
「お前の絵には何の価値もない。才能なんてあるものか」
と。

そして「息子にこんな事を覚えさせなくていい」と、肖像画家は解雇されてしまいました。

この時の彼が一番強烈に感じたのは「自分はやってはいけない事をやったんだ」という気持ちでした。

肖像画家の解雇が相当にショックだったようで、自分のせいだと本気で思っていました。

また、「才能がある」という肖像画家の褒め言葉よりも、父親の「才能がない」という言葉を信じてしまいました。

肖像画家に比べれば自分の絵は圧倒的に下手です。当時は写実的で技巧的な絵が求められていたという背景もあいまって、父親にはボロクソに言われたみたいですね。

また、心のどこかに「周囲の人間は、自分が貴族だから優しくしてくれているだけ」という思い込みがありました。だから、「先生」の言葉はお世辞なんじゃないか……と薄々思っていたんだと思います。

もしかすると、使用人たちに別け隔てなく振る舞うのも、「自分が貴族だから優しくされているだけ」という悲観的な気持ちの裏返し、ないしは抵抗だったのかもしれません。また、おそらく父親はそういった息子の振る舞いをいい風には見ていなかったんだろう事も想像できます。

とは言え、転んでもただでは起きません。

肖像画家の先生の事が本当に好きで、絵を描く事は彼にとって楽しい思い出ではあったのだと思います。ここで、父への復讐心が芽生えました。

そして復讐は十数年の時を経て、達成される訳なのですが……。

父が死んで、解放されたはずなのに

先の出来事がきっかけで、絵を人に見せる事はなくなりました。

同時に、父親が死ぬまでは絵を描く事を封印していました。もしかしたら願掛けのようなものだったのかもしれません。

20代半ば頃に父親が亡くなって、解放されたとばかりに彼は画材を買い戻し、再度描き始めました。

しかし、画家として躍進しようとか、技術を向上させようとか、そういったところには意識が向かず、わけもわからないままにただ「描く」という事しかできなかったようです。

というのも、彼には、誰かに教えを乞うことに対する恐怖心がありました。

父親の否定の記憶。才能がない、と言われたらどうしよう。とか。
いい歳してこんな下手くそなのか。とか。
かと言ってほめられたとしても、お世辞としか思えない。

同時に技術を高める事に対する強い執着心と、それが出来ない自分に対する呪いのような気持ちも。

ただ描くしか出来ない上に、自分のやっている事は滑稽で無意味な事だという気持ちがずっとつきまとい、それでもやめられず、ひたすらキャンバスに激情をぶつけ続けました。

最期の最期に関係性萌えをぶち込んでくる

クリモでは、必ずその過去世の最期の瞬間を見ます。

今回は時代が時代なので血なまぐさい感じの結末ではありませんでした。

最期の場面。場所は寝室のベッドの上。自宅療養していて、身近には使用人がいます。結構長生きしておじいちゃんになってます。70〜80歳くらい。死因は心臓病との事。

そして、どうやら生涯独身だったようです。

結婚しなかった理由を聞くと、「他人を信用していなかったから」との事。「他人は立場で自分をはかる」という思い込みは根深く、女性が寄ってきても金目当てだと信用しなかったみたいですね。心から好きになれる女性にも出会えなかったとのこと。

とても孤独な人生……かと思いきや、同性のビジネスパートナーがいたそうです。

仕事上のパートナーとしては信頼していた、と言葉にしていましたが、内側に湧き上がる感情としてはとてもあたたかいものでした。

そのパートナーは、頭の回転は早いけれど倫理観と金銭感覚がアレな彼に対し、冷静に投資先を見極めてくれたり、ツテを紹介してくれたりと、サポートしてくれていたようです。

「足りないものを補ってくれる人だった」「ありがたいと思いながら付き合っていた」と。

しかしそのパートナーは自分より早く亡くなったらしく、亡くなってからはかなり孤独を感じていました。そして今際の際になって思い出しているという。

今回は話の主題じゃなかったので詳しくは出てきませんでしたが、ビジネス一人でやってると思ってたらまさかのパートナーがいたとの事で正直めちゃくちゃびっくりしました。そして萌えました。

先程までのギャップに加え、冷静で頭の回転も早いのに金銭感覚がアレっていう抜けっぷり、そしてそれをサポートしてくれるパートナー……。あそこまで人格破綻者じゃないですが、ホームズとワトソンにも近い感じがしませんか?……しませんか、そうですか。でもめっちゃ萌えるやん。多分パートナーは彼といると面白いとかほっとけないとかそういう理由で付き合っていたんだろうなあと勝手ながら想像します。多分そう。

友達以上BL未満みたいな関係おいしいオタクなので(もちろんがっつりBLも好きですが!)最期の最期になって関係性萌えぶち込んで来るとかどういう事なの……とか言ってたら「そういう感情はないからな(キッパリ」と言い切られてしまいました。くすん。

(でもパートナーは、たぶん今の旦那なんだよなあ)

ちなみに、このパートナーにも絵は見せていないそうです。

「失敗しなかった」と豪語する裏で

最期のシーンのあとは、過去世の学びとか、後悔とか、未練とか、そういうのを聞いて、必要に応じて癒やしたり、今生にダウンロードしたりします。

細かい事は核心に触れるので省きますが、彼に「学んだ事はなんですか」と聞いたところ

「持てる富を与えれば、人は喜ぶし社会は良くなるという事。失敗から学んだ事は、そもそも失敗しないように立ち回ったので、ない

という強火の回答が返ってきました。つよい。

本気で社会的な部分での後悔は一切なく、「やれるだけの事はやった」という達成感が強かったです。

反面、絵の方は本当に後悔が強かったです。

時代が変わる過程で、自分が描いているような抽象的な絵が評価される場面もきっと見たと思います。でも最期まで結局、誰にも見せる事はなく終わりました。

まとめ 作品作れそうな属性盛りっぷり

・没落貴族の末裔
・紳士
・頭の回転が早い
・倫理観と金銭欲がアレ ← すき
・トラウマ持ち
・幼少期は天真爛漫、画家先生だいすき ← かわいい
・毒盛って親殺してる
・無感情と激情の二面性、ギャップ ← すき
・足りないものを補ってくれる唯一無二のパートナー ← 最高か???

ざっとまとめて箇条書きにしてみましたけど、属性盛りすぎじゃないですか???

これまで8〜9つの過去世見てきましたけど、ここまでの過去世なかなかないですよ。本人の過去回想とパートナーとの事業を題材に2クールのアニメくらい軽く作れるやつやん。ただし本人の一番の後悔は未解決なので話としてはオチないんですけど。

ちなみにどこが性癖に刺さったかというと、少年時代天真爛漫なのに父親の一言で人生狂うほどの自己肯定感の低さと、明るく振る舞う裏に人間不信があるというところと、社会的に地位があってお金もあって、表向きは冷静沈着なのに、裏には激情とどぎつい罪悪感と心の闇を抱えているところです。

(書いてて思ったけど、友達に言うと「まんまお前やん」って言われそうなやつ)

社会のためとなれば親も殺せるのに、自分のために「絵を教えて」って言えないのめちゃくちゃ歪んでないですか??? おまけに「社会に貢献する」「社会をより良くする」という理想があったりとか、一部分だけやたら成熟しているのに内側では時間が止まってしまっているの性癖……。

とか思ってたんですけどこれ今の私がぶち当たってる課題でもあるので、「めちゃくちゃ性癖に刺さる……!!!🤭 この過去世推せる……」って気付いてしまった次の瞬間「いや私だが?????? 推せる過去世って何」と冷静になりました🙃

ぶっちゃけ、あまりにクリティカルだったため、自己防衛反応として「萌え」を引っ張り出してきていた可能性もなきにしもあらずですがね……。推しの死に様に興奮するタイプのオタクなので……。


心理的な治療効果を期待してはじめたヒーリングのセッションですが、まさか推せる過去世に出会えるなんて思いもしませんでした。過去世見て推し語りするオタクなんて、世界広しと言えども私くらいなんじゃないだろうか……。いや、一人いたら30人は、とも言うし流石にそれはないと思うけど、でもそんなにはいないはず……!!笑

これまで、霊感つよくても嫌な思いしかした事なかったので、昔は霊感・スピ系ビジネス全般懐疑的だったのですが、最近はオタ活にもいい影響があって、正直めちゃくちゃ楽しいです。

余談ですが、この時同時にポジティブな感覚を得ようと見た「芸術的表現を楽しみ、人を喜ばせていた過去世」に出てきた人は、にわかには信じられないくらい自己肯定感高すぎて「おまえそんなんだから足元掬われんだよ」とダメ出ししてしまう程度には(今はまだ)好きになれないので、やっぱり「好きな/嫌いなキャラは自分の投影」なんだなあと思います🙃ぷえー。

最後まで読んでいただきありがとうございました🤗

過去世を見る事のメリットとか、真面目な話はここでしてます。

あとこのクリモの時にもうひとつ、だいぶインパクトある出来事あったので、近いうちにまた記事を書くつもりです✍️✍️✍️よかったらお付き合いください🤗

※追記 書きました🤗



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