諦観、そしてこれから起こるだろう事態に備えての最低限の私感

 自分は運動会の団体演技そのものにそこまで嫌悪も好感も感じたことがないが、今回の開会式前後のTwitterのタイムライン等を見た印象としては、まさにこの人の想像通りのことが起こってるなという感じ。

 五輪そのものについては、最早何の政治的意見も主張する気になれないし、気力も勇気も湧かない(今のタイミングでもなお、問題意識を持って、恐れずに発言をしている方々のことを素直に尊敬する)。自分の意志とは異なる次元で起こっている事象だと感じてしまっている。でも、家族はなんだかんだでそれなりに楽しんでいて、その影響で自分もテレビの開会式やいくつかの競技には目を通している。
 世間一般の他の人のように、やるからには楽しもう、なんて積極的には思えない。一方で、入場行進で入ってくる選手を見ては、少しだけ心が動かされてしまう自分もいる。観ていると常に相反する感情が心の奥底でせめぎ合う。あまりの一貫性のなさに、我ながら嫌気がさす。

 楽しんでいる人のことを、全否定する気は全くない。ただ、これからますます加速するであろうお祭りムードに、自分が躊躇なしに加わることはこの先も多分ない。
 現状の私感として思うのは、これから一ヶ月、二ヶ月先の未来が『最悪』のものにならないよう、五輪開催期間中、せめて自分一人でも感染拡大防止の努力だけは極力欠かさないようにしよう、とただただ自戒するのみということである。

 未練がましく一つだけ不満を言わせてもらうとすれば、五輪反対デモの『密』を批判する一方で、ロードレースコース沿道での『密』については「文句ばかり言うな」と擁護する意見が同時並行的に流れているのには、本当にうんざりする(沿道観戦は自粛しろと運営も言っていたのに)。
 いずれの立場であっても、相手の健康を考えて、最低限のマナーを。

※20時45分~21時頃に本文を一部改稿

いいなと思ったら応援しよう!