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作品解説:映画「同じ月を見ている」使用絵画

作品解説前提

思いつきですが、
noteを初めて1年ちょっと。

考えてみれば
今までの自分の作品解説を画像付きで
投稿してみてもいいかな、と思いつきました。

今回からしばらくは
・過去の代表作
・何かしら作品のエピソードもある作品

の解説等投稿していきます。

今回は
2005年制作作品
「Untitled」(映画「同じ月を見ている」使用絵画)

についての解説となります。

作品データ

untitled(映画「同じ月を見ている」使用絵画)
2005年制作
192cm×130cm
杉板に日本画岩絵の具、樹脂

作品解説

2005年に全国公開された映画「同じ月を見ている」で
依頼されて描いた使用絵画です。

美大受験に失敗し、それでも懲りずに描き続ける毎日。
とは言え美大に行けなかったので、
受かったら取ろうと思ってた教職免許は当然無く、
学校卒業後、デザインの仕事を時給800円から始め、
pcを購入し、画家としてのwebサイトを作成しました。

学生の頃はpcなんて興味ありませんでした。
むしろ嫌ってました。
俺の人生にpcなんて関係ねぇ、なんて思ってました。

が、卒業して作家活動を続けようとなると、
何かスキルがないと、
稼ぐすべがないと、
どうにもならず、
考えた結果webデザインの方向に進みました。

仕事後毎日夜中や朝方まで描き、
朝無理やり起きて仕事に向かってました。

もし美大に受かってたらこの作品はありません。
美大に受かってたらwebサイトは作れなかったと思うからです。
webサイトを映画スタッフが見て自分を監督に推薦してくれたからです。

事前の面識一切無し。
ある日突然「こんにちは」と言う件名でメールが届き、
正直不信感もありました。

でももしメールの中身が本当で、
スルーした後、
本当に映画が公開されていたら絶対公開する、
と思って5分ほど考えて即刻返信しました。
今思い返しても返信してよかったです。

美大に落っこちたからこそ手に入れる事の出来た縁、仕事、作品。
思い入れの強い作品の一つです。

制作過程

ちなみに当時制作過程を記録していたので
以下ページでご覧いただく事が可能です。

興味があれば読んでやってください。

また次回。


早川剛の主に現代日本画
早川剛の主に現代日本画

もし文面を読んで興味を持ってくれたなら、
以下画像リンクから自分のサイトをご覧いただけます。
これまでの作品すべて見れます。そして作品売ってます。
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