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手帳なしの難聴、精神論ではなく生きやすくなる現代の技術は何があるだろうか

障害者手帳なしの難聴者はどうやって生きていったらいいのか、常に疑問だった。過去形にしたが、今もその疑問を持ち続けている。
今は学校では少しずつ生きやすくなっていっているのかもしれない。難聴学級、私の頃にもあったら良かったな。少なくとも中学校までは必要だと思った。良い方向に変わっているのは素直に嬉しい。

私は精神論があまり好きではない。精神論でなんとかなる人はいいけれど、そうでない人は救われない。
こういう時はどうしたらいいのか、どのように行動したらいいのかぐらいは知りたかった。
たとえば、どのように聞き返したら相手に大きなストレスを与えずに済むのかといったこと。ストレスを与えなくても「たいした話じゃないから」と言われて今度は聞き返した側がストレスになる。そのようにならないようにするにはどうしたらいいか。
具体的な解決策を知りたかった。

そもそも「聞こえる」ってどういうこと?どうして音を聞き分けることができるの?
生まれつき難聴だから「聞こえる」というのはどういうことかわからない。私は聞こえるけど聞こえない。

早く技術が進歩してみんなと同じ水準に立ちたい。きっと未来はそうなるのだろうけど、まだ先の話だ。
スキルを磨いても口話コミュニケーションが壁となる。
今でもその壁を打ち破ることができるということを証明したい。
配慮とは違う。同じ土俵に立って何かを成し遂げたい。
そうやって試行錯誤をしているのは難聴関係なく誰でも同じことだ。

結局は精神論なのか、いやいや、武器を持つことを当たり前にしようということを言いたい。
何もなしでみんなと同じ土俵になんて立てない。立っている人もいるけれど、ほんの一握りだと思う。
字幕、文字起こしアプリ、補聴器と機器をbluetoothでつなぐ、この頃はロジャーに興味がある。そういうものに頼ることだ。

フォナックより発売されているロジャーは、話し手が使用する「送信機(ワイヤレスマイクロホン)」と、聞き手が使用する「受信機」で構成されるシステムです。
ワイヤレスマイクで拾った音声をデジタル無線方式で送信するので、補聴器や人工内耳だけでは言葉の聞き取りが難しい環境でも、よりクリアな聞こえが実現できます。

出典:にじいろ補聴器

補聴器、人工内耳に限らずロジャーフォーカスⅡという受信機を使えば誰でも利用できるとのこと。
お値段が10万円以上するのは勘弁してほしい……。
こういうものこそ安価で手に入ったらいいよね。
手帳なしだとこういう不都合がある。補聴器で精一杯だ。

難聴がある人はこういうのを利用するともっと楽になるよ!というのを知りたいな。それを発信する人になったらもっといい。
精神論でないというのはこういうこと。

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